「通報してよかった」→かつての友人の“虐待行為”、児相に通告した女性の勇気ある行動

「通報してよかった」→かつての友人の“虐待行為”、児相に通告した女性の勇気ある行動

以前の明るさを取り戻した友人

「最近やっと色々落ち着いたんだ。今度、こっちに遊びに来ない?ユウタにもぜひ会ってあげてほしくて」

メッセージを見たとき、胸がじんわりと温かくなりました。文面からでも、元気にやっていることが伝わってきて安心したのです。あの日の張り詰めた時間が、少しずつ癒されていくような気がして――私は「ぜひ行きたい」と返しました。再び訪れたユウコの実家は、以前の彼女の自宅とはまるで違っていました。玄関には整頓された靴。リビングには木漏れ日が差し込み、温かい空気が流れていました。

「マキ!」

ユウコが台所から顔を出し、エプロン姿で迎えてくれました。顔色もよく、何より笑顔が柔らかくなっていました。まるで、昔の彼女に戻ったようでした。

「おじゃまします。わぁ、なんだか……ユウコ、全然違うね」
「そう?やっぱり田舎の空気ってすごいよ。体も心も、勝手にゆるむっていうかさ。今日は私とユウタだけだから、遠慮なくくつろいでいって。昔みたいにさ」
「あはは、昔を思い出すよ。ここで他にも何人かで集まって恋バナしたよね」

ユウコは「懐かしいね」、と楽しそうに笑っていました。かつてのユウコの姿はみる影もなく、その変化は目に見えて明らかでした。もう間もなく出産を迎えるユウコですが、家族の協力も得られることから、育児への不安もないようでした。

久しぶりに再会したマキとユウコ。ユウコは以前のような明るさを取り戻し、ユウタくんと新しい生活を始めます。いい方向に向かっており、ホッとしますね。

あのとき、マキが勇気をだして児童相談所へ電話をかけたからこそ、ユウコ親子は救われました。「児童相談所へ通告する」というと、物騒な雰囲気がします。ですが、児相の職員をはじめ、電話をしたマキも、「救いたい」という一心で寄り添いました。

虐待をしてしまうほど、追い詰められてしまったユウコ。ですが渦中にいるときは、自分の精神状態が異常であることに気づくことができませんでした。孤立化しないよう、周囲が気づき、手を差し伸べることが大切ですね。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

記事作成: ももこ

(配信元: ママリ

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