政治のデジタル民意、高市新総裁Xフォロワー急増の衝撃
2025年10月4日、自民党総裁選の決選投票で小泉進次郎農相を破り、第29代総裁に就任した高市早苗氏(64)。女性初の首相候補として政界の注目を一身に集める高市氏ですが、同時に自身のX(旧Twitter)アカウントのフォロワー数が驚異的なペースで増加しています。総裁選前後のこの推移は、国民の保守回帰志向と、政治における「デジタル民意」の台頭を象徴する現象と言えそうです。
総裁就任で「国民の期待」が可視化
高市氏のXアカウント(@takaichi_sanae)のフォロワー数は、総裁選告示前の9月上旬時点で70万前後でした。しかし、9月19日の出馬表明会見後、急速に増加を開始。総裁選期間中(9月17日~10月4日)は、全候補者の中で言及投稿数がトップを記録するほどの注目を集めました。投開票当日には約100万人に到達し、高市氏が獲得した党員票の圧倒的優位と強く連動する結果となりました。
さらに驚くべきは、総裁就任直後(10月4日~13日)の10日間です。フォロワー数は一気に46万人以上増加し、10月13日時点で149万人を突破しました。これは、安倍晋三元首相の229万人に迫る勢いです。選挙前は保守層中心の緩やかな伸びでしたが、選後の「爆増」は、就任への祝賀ムードや、総裁としての政策発信に国民の期待が集まったことを示しています。例えば、10月12日の税制改革に関する人事方針の投稿は、23万以上の「いいね」を獲得し、単独で数万人のフォロワーを呼び込んだと見られています。

