子どもが5歳のころの話です。夏のある日に、私とママ友3組で水遊びの出来る公園に遊びに行ったのですが……。
子どもたちにスマホを向ける不審者
何度か行ったことのある公園だったので、子どもたちを遊ばせながら、ママたちは木陰から見守っていました。しばらくすると、少し離れた木陰で子どもたちにスマホを向けている40代くらいの怪しい男性がいることに気づきました。
ママ友たちと「撮られてる?」と確認し合い、みんなで男性に確かめに行くことにしました。こちらの動きに気づいていない男性に、後ろから「今、子どもたちの写真を撮ってました?」と声をかけると、男性は驚いてタジタジ。さらに「写真を見せてください。見せないと警察呼びますよ」と畳みかけると、男性はうつむきながらスマホを差し出してきました。
案の定、写真フォルダには子どもたちの写真が何枚も保存されていました。頭に血がのぼってしまった私たちは、その場でデータを消して、それから警察を呼びました。ところが、先にデータを消してしまっていたため、警察官の方に「証拠が残っていないので、今この場で逮捕はできない」と言われてしまったのです。
その後、男性は警察官の方から厳重に注意され、どこかほっとしたような顔で公園から出ていきました。子どもたちが無事だったことは何よりでしたが、私たちはなんともいえないモヤモヤした気持ちが残ってしまいました。今思えば、消す前に警察へ相談するべきだったと思います。
テレビの事件でしか見たことのなかったような人が、実際に自分たちのすぐ近くにいる。そのことを知って、怖くなった出来事でした。あの日から、子どもとの外出のときには以前より周りに気を配るようになりました。慣れている場所だから大丈夫、大きくなったから大丈夫と油断してはいけないと強く思いました。
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子どもを守るために不審者に直接立ち向かった勇気ある行動は素晴らしいものです。しかし、相手がどのような人物かわからない状況で直接問い詰めることは、相手が逆上するなど、さらなるトラブルや身体的危険に発展する恐れがあります。また、今回のように自ら証拠を消去してしまうと、警察が適切な処罰を下せなくなるという落とし穴もあります。自分たちで直接話をつけて解決しようとはせず、まずは子どもの安全を確保したうえで、速やかに110番通報をして警察に対応を委ねたいですね。
著者:せたがや太郎/30代・女性・主婦。元気いっぱいの子どもたち3人を育てるフルタイムママ。
イラスト:マキノ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)

