学童保育で働く大学生のミクさんは、周囲には愛想良く振る舞っていますが、心の中では子どもたちの容姿に毒づく二面性を持っています。さらには学童に通う小学1年生のハナちゃんの父親と浮気しているのです。一方、ハナちゃんの母親は、ミクさんからの度重なる嫌がらせの原因が、夫との不倫関係にあることを知り激怒。学童の保護者会で2人に証拠を突きつけます。そして夫には離婚を言い渡し、ミクさんには慰謝料を要求したのでした。
「パパ活」や「いただき女子」で大金を手にし、簡単に慰謝料を返済。そして欲しい物を手にする生活をしていたミクさん。しかしある日、自宅に国税局の職員が来たのです。ミクさんは、幼馴染のヒトミさんが通報したに違いないと問い詰めます。すると、ヒトミさんからは「警察にも通報してるよ」と驚きの返答が。さらに、「お金が欲しいなら誠実に働かないとダメなのよ」と言われてしまうのでした。
警察と聞き、ミクさんは自身の今後について不安を募らせます。
学童の先生の親友が思っていたこと


















ヒトミさんに警察へ通報されたことで「私……逮捕されるの?」と青ざめるミクさん。「友だちじゃん……」という言葉に、ヒトミさんは「私にしたこと覚えてないのね」と、冷たく返します。ヒトミさんには、好きな人を奪われたり、容姿をバカにされたりと、数々の嫌がらせをミクさんから受けていた過去があったのです。そして、トラウマで整形したことや、今でも苦しんでいることも打ち明け「でもよかった。目は整形で、体はダイエットで変えられる……。あんたの性格ブスは、何しても治らない」と積年の怒りを爆発させたのでした。
ミクさんは「友だちじゃん」と訴えましたが、ヒトミさんが通報したのは、過去の恨みを晴らすためだけではありません。ミクさんは「パパ活」や“いただき女子”的な行為で相手をだまし、大金を得ていたのです。
どれほど身近な相手であっても、不正や犯罪にあたる可能性のある行為を見て見ぬふりにすることが、友情とは限りません。また、自分に都合のよいときだけ「友だち」を持ち出しても、失った信頼を取り戻すことは難しいものです。
普段の生活の中でも、身近にいてくれるパートナーや友だちにこそ、誠実さと思いやりを持って接することが大切です。相手の存在を当たり前と思わず、日ごろの接し方を振り返りたいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター ぽん子

