不思議な仕事に就いている(6月15日)― 我ながら、惚れぼれするほどミーハーだ。|燃え殻

不思議な仕事に就いている(6月15日)― 我ながら、惚れぼれするほどミーハーだ。|燃え殻

2026年6月15日

ワールドカップが始まっていることにすら気づいていなかったのに、昨日知るやいなや、今朝午前五時に起きて、日本vsオランダを観戦。我ならがら、惚れぼれするほどミーハーだ。

さっき知った中村敬斗選手を「中村、いけーっ!」とか叫びながら応援。

試合終了後、早朝からやっているカフェでモーニングを食べようとしたら、ワイワイ騒ぐ日本代表のユニフォームを着た若者たちで店内は埋め尽くされ、入れなかった。

だからサッカー好きは嫌なんだよ、などとさっきまでの「中村、いけーっ!」をなかったことにして悪態をつき、コンビニで珈琲を買って、家に戻る。

二度寝。

 

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午後一時まで爆睡。

午後一時から打ち合わせだったことに気づき、寝癖を水で整え、向かう。

謝罪。

「サッカーですか?」と言われる。当たっているだけに押し黙る。

「やっぱ、ワールドカップ好きなんですね。男の子だ」と、しみじみバカにされる。

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無理なスケジュールを引き受けてしまった(遅刻により強く出れなかった)。

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最近、横尾忠則さんの作品を読み返している。

昨夜午前一時。肩こり、頭痛が酷すぎて、急遽、台湾式マッサージに行った。

ピンクネオンの看板で「台湾式マッサージ」とあったので、サービスもピンクなのか本格的なのかジャッジが微妙だと思いつつ、深夜だし、どっちに転んでも対応できるかもしれないと思い、入店。

波平と同じハゲ方のおじいさんが白衣で登場。ゴリゴリに本格的だった。

あまりに本格的すぎて、久々揉み返し。ただ、相当ラクになったのはたしか。

波平(波平じゃないが……)が、「いまの時期も日焼けするから、曇りでも日傘したほうがいいよ」と、肩こりにまったく関係ない季節のアドバイスを揉みながら教えてくれた。

「はい……」と返したら、信じられないくらいの力で強く押された。怒った? と訊きたくなるほど強く押された。

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横尾さんの本以外に、最近読んだ本は、『オーケンの のほほんと熱い国へ行く』。

夏になると読み返したくなる本、てある。

出版社の夏の文庫フェアが始まると、毎年二、三冊買ってしまう。今年は自分も一冊入れてもらっている(もうすぐ発表の予定)。

前に『夏の100冊』に、自分の小説を入れてもらったとき、一緒に紹介されていたのが、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』だった。先輩が宮沢賢治。

この仕事は、意味がわからないくらいツラいこともあるが、意味がわからないくらい嬉しいこともある。不思議な仕事に就いている。

配信元: 幻冬舎plus

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