■主人公が“記憶の曖昧さ”に翻弄されていく物語

「マイ・フィクション」(放送中、毎週日曜夜10:15-11:09、テレビ朝日系)
転落事故に遭った男が1週間後に目を覚ますと、愛する妻に忘れ去られ、他人が自分に成り済ましていた。自分と相手の記憶が異なる世界で、混乱し翻弄されながらも隠された真実を探っていく予測不能なサスペンス・ラブストーリー。
結婚6年目の妻・真弓(宮澤エマ)と、平和な町「森沼ネクスタウン」で幸せに暮らす正樹(玉森裕太)は、ある日事故で意識を失う。1週間後にようやく目を覚まし自宅に戻ると、他人が自分に成り済まして過ごしていた。そればかりか、同僚やご近所さん、真弓すらも自分のことを覚えておらず、幸せな日常が一変。自分だけが忘れ去られた世界で、正樹は不可解な状況に追い詰められていく。(第1話)
■“あり得ない謎”に挑むヒューマンミステリー

「一次元の挿し木」(放送中、毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)
主演の山田涼介が、2025年「このミステリーがすごい!」大賞・文庫グランプリ受賞作を原作に、遺伝子学を研究する大学院生を演じるヒューマンミステリー。
悠(山田)は4年前の豪雨以降、消息不明の義妹・紫陽(堀田真由)が生きていると信じて疑わずにいた。しかし、義父・京一(佐々木蔵之介)は区切りを付けようと紫陽の葬儀を執り行ってしまい、憤慨した悠と衝突する。
それから少しして、悠が所属する研究室にインドで見つかった古人骨の鑑定依頼が届く。200年前に亡くなった少女の骨という触れ込みだったが、鑑定の結果、DNAが紫陽と一致することが判明。奇妙な鑑定結果を機に、悠は不可解な謎に巻き込まれていく。(第1話)
■異例の2クール放送でカムバック

「VIVANT」(7月26日[日]スタート、毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系))
謎が謎を呼ぶ展開と壮大なスケールで社会現象を巻き起こした話題作の続編。
丸菱商事に勤める乃木憂助(堺雅人)。その正体は自衛隊直轄の非公認組織「別班」の諜報員だった。国際的なテロ組織“テント”を追うためにバルカに潜入した乃木は、テントのリーダーであるノゴーン・ベキ(役所広司)が実の父だという過酷な運命と対峙(たいじ)。
自らの手でベキを暗殺するのだった。一件落着かに思えたが、乃木の元には次なる指令が舞い込んだ。本作は異例の2クール連続放送で、前作のラストシーンである“赤いまんじゅう”が神社に置かれた直後から物語が展開される。
※『月刊ザテレビジョン』2026年8月号

