訪問診療は、自宅にいながら医師の診察や治療を受けられる医療サービスですが、「どんな人が利用できるの?」「費用はどのくらいかかる?」といった不安も多いのではないでしょうか。今回は、訪問診療を検討している人に向けて、訪問診療を導入する流れ・タイミングについて、「あさり内科クリニック」の浅利先生に解説していただきました。

監修医師:
浅利 博基(あさり内科クリニック)
大分大学医学部卒業。その後、浜松医科大学医学部附属病院、静岡市立清水病院内科・神経内科で経験を積む。2021年、静岡県静岡市に「あさり内科クリニック」を開院。日本内科学会認定総合内科専門医、日本神経学会認定神経内科専門医、日本認知症学会認定専門医、日本リハビリテーション学会認定臨床医、日本プライマリ・ケア連合学会認定医。
編集部
訪問診療を検討するタイミングは、いつがいいのですか?
浅利先生
通院が難しくなってきたと感じたら、早めに相談するのが理想です。無理をして通院を続けるよりも、自宅で適切な医療を受けられる環境を整えることで、患者さんや家族の負担を軽減できます。
編集部
どのように始めたらいいですか?
浅利先生
まずは、かかりつけ医や訪問診療をおこなっているクリニックに相談してみましょう。また、介護認定を受けている場合は、ケアマネジャーに相談すると、訪問診療が必要かどうかの判断や、適切な医療機関の紹介を受けることができます。
編集部
訪問診療を受ける際に家族が気をつけることはありますか?
浅利先生
できるだけ患者さんの生活状況を医師に伝えることが大切です。日々の体調の変化や気になる症状を記録し、訪問時に相談すると、より適切な医療を受けやすくなります。ご家族がいない場合も訪問診療を受けることができるので、一人暮らしの人でも通院が困難に感じたら、早めにご相談いただけたらと思います。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
浅利先生
昔と比べて、在宅医療で受けられる治療の幅は広がっています。現在では、様々な検査や治療が自宅でも可能になり、「病院に行かないと受けられない治療」はほとんどないと言っても過言ではありません。「〇〇という治療を受けているから、訪問診療は難しいかも……」と不安に思う人も、「こんな治療はできますか?」と、まずは気軽に医療機関へ相談してみてください。
※この記事はメディカルドックにて<「訪問診療」の対象となる人の条件はご存じですか? メリットや受ける前に知っておきたいことを医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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