1.外出前特有の「音」がするから
猫は優れた聴覚を持っており「音」で外出することを察知します。
たとえば、鍵を持つ音、バッグのチャックを開ける音、財布を取り出す音など、普段まったりしているときには聞こえない音がするため、外出のサインになるのでしょう。
さらに「着替え」も猫が見ているポイントに。
猫は視力があまりよくないため、シルエットが極端に変わらないかぎり、服装の違いまでは認識しにくいようです。
しかし、クローゼットを開けて服を取り出す音や、粘着クリーナーでほこりや抜け毛を取る音は、しっかり聞き分けています。
そんなとき「行かせない!」とばかりにスリスリしてくることもあり、飼い主さんが外出直前まで着替えに苦戦するのもよくある光景です。
2.外出前の「ルーティン」が分かっているから
お出かけの時間になると、バッグに乗ったり玄関で待機をしたりする猫を見かけることはありませんか?
これも、飼い主さんの外出を悟っているサインです。
猫は「ビジネスバッグを持つ→スーツを着る→時計をつける」といったルーティンを、先述した「音」とあわせて記憶し、そろそろ出かけることを理解します。
飼い主さんがお仕事のときは、長時間離れることも分かっているからなのか、一層名残惜しそうな姿を見せることも。
ちなみに筆者の愛猫2匹は、休日の短時間の外出ではほとんどお見送りがありません。
余裕の表情を見せてくつろぐ姿から「離れる時間の長さまで分かっているのかも・・・!」と感心してしまいます。

