
7月20日(月)スタートのドラマ「GTO」(毎週月曜夜10:00-10:54※初回は15分拡大、カンテレ・フジテレビ系)で、松嶋菜々子が冬月あずさ役で出演することが話題だ。冬月あずさは反町隆史が演じる鬼塚英吉の同僚教師で、容姿端麗で学園の“マドンナ的存在”だった。1998年の放送以来、再び同役を演じることとなる。
当時と同じ頃の1999年に放送された、竹野内豊と松嶋菜々子の主演作「氷の世界」(フジテレビ系)が、現在FODで配信中だ。保険金殺人をテーマに、強く愛し愛された男女がお互いに大切にしているものを奪い合うラブサスペンス。タイトル通り、シリアスでゾクゾクするほどの冷たい空気を放ちながら展開していく第1・2話を紹介しよう。(以下、ネタバレが含まれます)
■英器がミステリアスな塔子にひかれていく…韓国でリメイクも
ドラマ「氷の世界」は、野沢尚のオリジナル脚本で愛と疑念を描く。物語は、外資系保険会社の調査員である廣川英器(竹野内)が教師の転落死を調査するうち、被害者の同僚・江木塔子(松嶋)に連続保険金殺人の疑いが浮かび上がるところから始まる。塔子の婚約者たちも次々と不審死を遂げており、英器は彼女を疑いながらも、そのミステリアスな魅力に次第に強くひかれていく。
本作は韓国で「セイレーンのキス」(パク・ミニョン主演)としてリメイクされた。ヒロインの職業が美術オークションの競売士に変更され、サスペンス要素に加え、現代人のトラウマや心の傷の癒やしといったヒューマンドラマの側面が強調されている。
■塔子は転落死した女性教師の同僚だった
第1話は「そこに悪女がいる」。英器は大手保険会社から引き抜かれ、モラルリスク(保険金詐欺)を見分ける独特の嗅覚を持ちながら、人間の命を金に換えていく矛盾との戦いの中に身を置いていた。
都内の女子校で教師・苑恵(木村多江)の転落事故が起こる。保険金詐欺の調査をする英器は、警察に「転落ではなく他殺だ」という投書が届いていることを知る。本署への復帰を狙う刑事の武史(仲村トオル)はその投書に過剰反応を示す。英器は交通課の警官である恋人の月子(内田有紀)から内部情報を入手し調査を進める。そして女教師の同僚・塔子の婚約者・久松(及川光博)が同時期に変死していたことを知る。
■塔子の幼馴染・正午の登場で、さらに加速していく疑惑の渦
第2話は「恋人たちは死んだ」。塔子と英器が飲んでいたバーに地元の幼馴染・正午(金子賢)が現れる。塔子を前に正午は、久松が塔子を受取人にした生命保険に加入したと話していたことを思い出していた。保険金を受け取ったのかと塔子に尋ねる正午。塔子は久松に、解約してくれなければ婚約も解消すると言ったという。塔子に疑いの目を向ける正午。英器はそれを見つめていた。翌日、英器は苑恵の事故の報告書を上司に提出したが、事件に関する拭い切れない疑惑がくすぶっていた。
塔子が苑恵の転落事故と久松の死にどんな関わりを持っているのかはまだ明かされない。そこは最大の謎となっていくだろうが、第1・2話ですでに塔子のまとう悪女オーラが凄まじい。塔子と付き合いのあった人間が次々と命を失っているという恐怖が英器を襲う。
塔子は英器をまっすぐ見つめ、「次は誰?私を愛してしまう次の男…」と告げる。その言葉に英器はゴクンとつばを飲み込み、強張った表情を浮かべていた。27年前のドラマなので、塔子の本性を知る人も知らない人もこの機会に初めからラブサスペンスを味わってみては。

