小栗旬“織田信長”、炎に囲まれ迎えた壮絶な最期…圧巻の演技に「鳥肌が立った」「信長ロス」と称賛の声<豊臣兄弟!>

小栗旬“織田信長”、炎に囲まれ迎えた壮絶な最期…圧巻の演技に「鳥肌が立った」「信長ロス」と称賛の声<豊臣兄弟!>

織田信長(小栗旬)、近習・森乱(市川團子)に最期の願いを託す
織田信長(小栗旬)、近習・森乱(市川團子)に最期の願いを託す / (C)NHK

仲野太賀が主演を務める大河ドラマ「豊臣兄弟!」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第27話が7月12日に放送され、織田信長(小栗旬)が最期を迎えた「本能寺の変」が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)

■「われらの手で、信長を討つのです!」織田信長への激しい恨みを爆発させる織田信澄

父・織田信勝(中沢元紀)の成し得なかった下剋上を遂げよという母の願いを果たすため、信長を討つことだけを生きる意味としてきたと舅・明智光秀(要潤)に打ち明けた織田信澄(緒形敦)。

「偽りの顔でひれ伏してきた。あなたと私は同じです。時は今じゃ。共に立ち上がってくだされ!われらの手で、信長を討つのです!」と熱を込めて光秀を説得する信澄。そして「やっと真の思いを口にすることができ申した。なんて心地よいのじゃ。これまで誰一人そのような相手はおりませんでした。もはやこれで死すとも本望でござりまする」と笑顔を見せ、光秀に深く頭を下げるのだった。
織田信澄(緒形敦)は舅・明智光秀(要潤)に初めて本音を打ち明ける
織田信澄(緒形敦)は舅・明智光秀(要潤)に初めて本音を打ち明ける / (C)NHK


■難攻不落の城に対する前代未聞の「水攻め」

1582年(天正10年)3月、戦国最強と謳われた甲斐の武田家は、織田軍の圧倒的な攻勢の前に滅亡する。東国の平定を成し遂げた信長は、織田信孝(結木滉星)と信澄に四国への総攻撃を命じ、天下統一へ向けてさらに加速していく。

その頃、秀吉(池松壮亮)と秀長(仲野太賀)は、毛利方の要衝である備中高松城の攻略に苦戦していた。この難攻不落の城を落とすため、秀吉らは周囲に巨大な堤防を築いて川の水を引き込むという、前代未聞の「水攻め」を決行。勝利を確信した秀吉は、安土城の信長を呼び迎える大役を秀長に託す。秀長は270kmもの道のりを駆け抜けて安土城へと駆け込むが、信長からはそのような約束はしていないと突き放されてしまう。
織田信長(小栗旬)の元へ駆け付けた秀長(仲野太賀)
織田信長(小栗旬)の元へ駆け付けた秀長(仲野太賀) / (C)NHK


■織田信長の命を狙うのは誰…宴席で向けられた疑惑の目

同じ頃、安土城では徳川家康(松下洸平)を迎えた華やかな饗応の席が設けられていた。接待役の光秀が鯉の煮付けを運ばせた際、信長は自分の鯉の方が家康のものより大きいと言い、自身の皿と家康の皿を取り替えさせる。すると、差し出された煮付けの異変を察した家康が、「毒かもしれませぬ」と箸を止める。試しにネズミに食べさせたところ、実際に毒が混入されていることが発覚し、宴の席は騒然。激怒した信長は光秀を厳しく問い詰め、「わかりませぬ」と狼狽する光秀の顔面を何度も殴りつけ、蹴り飛ばした。

そこへ家臣の丹羽長秀(池田鉄洋)が駆け付け、台所の者が「毒を手引きしたのは信澄」と白状したと報告。険しい表情になった信長は、「ただちに後を追い腹を切らせよ」と冷酷に命じるのだった。

緊迫した場面を切り抜けた家康は、その後、家臣たちに胸元に隠し持っていた毒を見せる。3年前、家康の正室・築山殿と嫡男・松平信康は信長から謀反の疑いをかけられ、非業の死を遂げていた。家康は「わしは何もしとらん。もとより使うつもりもなかった。ただ…その気になればいつでもやれると思いたかったのじゃ。そうでなければ自分を押さえられぬ気がしてな」と、静かに胸の内を吐露するのだった。
徳川家康(松下洸平)、毒を手に「その気になればいつでも…」と不穏な一言
徳川家康(松下洸平)、毒を手に「その気になればいつでも…」と不穏な一言 / (C)NHK


■秀長が流した涙の訴えと、信長が交わした再会の約束

その夜、信澄に切腹を命じたことで、弟・信勝に再び恨まれると、位牌の前で静かに手を合わせる信長。そこへ市(宮崎あおい)の助言を受けた秀長が再び姿を現す。信長から酒を勧められ、「兄を殺したいと思ったことはあるか」と問われた秀長は、「もう、しょっちゅうです」と即答し、兄の奔放さに振り回され、度々命の危機に瀕してきた弟としての愚痴をこぼす。

そして秀長は、信長が抱える深い孤独と葛藤を察し、「憎いというのは、慕っていることの裏返しにございます。信勝様もきっとそうだったのでございましょう。信勝様は、上様を恨んではおりませぬ」と真っ直ぐな瞳で涙ながらに訴えかける。「手前はよくわかるのです。到底かなわぬ兄を持った弟の気持ちが。信勝様は、上様を恨んではおりませぬ!」という熱い言葉に、信長はふっと表情を和らげ、備中の戦場へ赴いて秀吉に会うと約束を交わす。
秀長(仲野太賀)は織田信長(小栗旬)に語りかける
秀長(仲野太賀)は織田信長(小栗旬)に語りかける / (C)NHK


■足利義昭からの拒絶…絶望した明智光秀が放った運命の号令「敵は本能寺にあり!」

わずかな家臣を連れて本能寺へと入った信長。その頃、光秀は信澄の放った言葉が脳裏をよぎっていた。そこへ、足利義昭(尾上右近)の元へ遣わしていた明智家重臣・斎藤利三(内藤剛志)が帰還するが、「もうわしを巻き込むなと仰せにござりました」と非情な拒絶を告げられる。

すべてを捧げて慕い続けた義昭からの決別。絶望のどん底に突き落とされた光秀の胸に、これまでに信長から受けた過酷な仕打ちや、犠牲にしてきた者たちの姿が次々とよみがえる。そして、何かが吹っ切れたかのように、「利三、皆に伝えよ。出陣じゃ。これは上意である。敵は本能寺にあり!」と悲壮な声を響かせるのだった。
明智光秀(要潤)、絶望から覚醒へ…「敵は本能寺にあり!」
明智光秀(要潤)、絶望から覚醒へ…「敵は本能寺にあり!」 / (C)NHK


■炎に包まれる本能寺…戦国のカリスマ・織田信長の壮絶な最期

そして迎えた6月2日の早朝。本能寺の本堂で眠っていた信長は、ただならぬ騒音によって目を覚ます。血相を変えて駆け付けた近習の森乱(市川團子)に「誰の手勢か?」と尋ねると、「白の桔梗紋。明智光秀殿」という衝撃の答えが返ってくる。

境内では、押し寄せる明智の軍勢と織田の近習たちによる凄惨な死闘が始まっていた。信長は自ら鉄砲を構え、槍を振るって敵兵を次々と突き倒していくが、圧倒的な軍勢の前に次第に無数の傷を負っていく。

やがて火の手が回り、本能寺は激しい音を立てて炎に包まれていった。煙が立ち込める部屋の奥で、薄れゆく意識の中、死を覚悟する信長。すると、これまで自身が葬ってきた者たちの幻影が次々と襲いかかる。信澄の幻を見た信長が「もういいか。疲れたわ…」と呟き、刀を下ろしたその瞬間、かつて討ち取った弟・信勝の幻影が現れて彼を庇う。しかしそれは、必死に盾となった森乱の姿だった。

信長は森乱から脇差しを受け取ると、その頬に優しく触れ、「わしの首、決して敵の手に渡すでないぞ」と最期の願いを託す。燃え盛る炎の中、覚悟を決めた信長の前に「我らの一生、ろくなものではござりませんでしたな」と語りかける信勝の姿が再び浮かび上がる。信長は秀吉や秀長と過ごした日々に思いを馳せ、「是非もなし」と不敵に笑みを浮かべ、自らの体に思い切り刃を突き刺すのだった。

同じ頃、秀長は、本能寺から少し離れた街道の途中で立ち尽くしていた。夜空をこの世の終わりのように真っ赤に染め上げる本能寺の炎を、ただ息を呑んで見つめるしかなかった。
織田信長(小栗旬)、鬼気迫る表情で自害する
織田信長(小栗旬)、鬼気迫る表情で自害する / (C)NHK


■圧倒的な緊張感に包まれた最期に絶賛の嵐、早くも“信長ロス”の声も

戦国のカリスマ・織田信長が本能寺で壮絶な最期を遂げた今回。SNS上には「緊張感のあまり息をするのを忘れていた」「これまで数多くの『本能寺の変』を見てきたが、こんなにも胸が締め付けられ、涙した幕引きは初めて」「森乱との最期が切なくて涙が止まらない」といった熱いコメントが殺到した。

また、信長を演じきった小栗の圧巻の芝居に対しても、「『是非もなし』と微笑んだ瞬間の表情に鳥肌が立った」「小栗旬にしか体現できない圧倒的な信長像だった」「もう来週から小栗さんの信長が見られないなんて、完全にロス状態です」と、その演技力を称賛する声が多数寄せられている。

※宮崎あおいの「崎」は正しくは「たつさき」
織田信長(小栗旬)を狙う無数の矢が飛び交う
織田信長(小栗旬)を狙う無数の矢が飛び交う / (C)NHK

◆文=ザテレビジョンドラマ部

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