
SNS を中心に話題の、クリエイター・ももにくす氏による「存在しない教育番組」をコンセプトにし、シュールなストーリーが特徴のオリジナルコンテンツ「教育番組」。投稿開始から2周年を記念して東京と大阪で行われたファンミーティング『教育映画祭』の反響を受け、新たに札幌・仙台・福岡・名古屋の計4都市での追加で開催された。本記事では、WEBザテレビジョンが6月27日に名古屋・ウインクあいちで行われた公演に潜入し、完全レポートする。
■「教育番組」概要
「教育番組」とは、主にXやYoutubeなどで、キャラクターたちが活動する4コマ漫画やショート動画などが発信されている。タマは内気でネガティブなアザラシで、プライドだけは異常に高く、パウルはタマの家で暮らす元気なタコ。はかせは、タマのパソコンでものしりだけれど、ときには皮肉をいうキャラクターとなっている。
■映画の上映後に客席からタマ登場でファン歓喜!

ファンが期待を募らせる中、場内の照明が暗くなると、教育番組としては初となる中編アニメ「映画 教育番組 タマの田舎でバイト大作戦!」の上映会がスタート。
このアニメでは、お祭りのバイトに参加するために田舎を訪れたタマが、巫女の女の子と知り合い、パウルやキャベツ、コーンたちに仕掛けられたドッキリに振り回されながらも巫女の女の子と友情を育む物語が描かれた。本編が終わり、ももにくす氏の遊び心満載のエンドロールにファンはクスクス笑いが止まらない。
そんな楽しい雰囲気が漂う中、やみの おねえさんの「いかがでしたでしょうか。今からタマがみなさんの様子をのぞきに会場を少しさんぽします!」というアナウンスと共に、タマが客席近くの扉から登場!
客席からは大きな歓声が上がり、スマホのカメラで撮影するファンの元へとゆっくり歩き出すタマ。ダルそうに包丁を振り回しながら会場内を散歩するタマの姿に、時おり悲鳴を上げながらカメラを向けるファンの姿がなんともシュール。
そして、最前列まで降りていき、ちょこんと座席に腰掛けるという特大ファンサを披露したタマは、ゆっくりとステージに上がる……が、そのままステージ裏へとはけていってしまった…。
■流れ星☆ちゅうえいvsタマ、暴走キャラがぶつかり合う後半戦
ファンミーティング後半戦、ステージにはスペシャルゲストの流れ星☆が登場。出てくるなり「ステージ袖でタマに包丁を突きつけられた!」と言ったあと、「流れ星☆のこと見たことあるよという方、こういう顔をしてもらっていい?」と、変顔をして会場の笑いを誘うちゅうえい。
たきうえは「挙手で良くないですか?そういうの、多分お嫌いな方々だから」とちゅうえいにツッコミを入れ、ファンに対しては「今日はどちらから来ましたか?」とアンケートを取り始めた。すると、愛知県だけでなく、東京から来たという熱烈なタマファンを発見し、この日ちょうど台風が来ていたことから、たきうえは「無事に来ることができてよかったですね」と声をかけ、会場は和やかムードに。
流れ星☆の呼び声でステージに姿を現したタマは、どこかダルそうに包丁をブラブラさせている。さらに、質問に答えないタマの顔をちゅうえいが爪で引っ掻き、3本線をつけて遊ぶ姿にファンは大爆笑。ショックを受けた時のちびまる子ちゃんのようになったタマを見て、たきうえは「やめてあげて。遊ばないでください」と注意をするが、ちゅうえいにされるがままのタマを見たファンは、どこかうれしそうな様子だった。
■「教育ラジオ」でタマが好きなタイプを告白

続いて、事前募集した悩みにタマが答える「教育ラジオ」のお悩み相談コーナーがスタート。
――(お悩み)「最近料理で使っている包丁の切れ味が悪くなってきました。買い替えるか研いでみるかどちらがいいと思いますか。」
タマ「めんどいから かいかえろ」
――(お悩み)タマさんはギャルは好きですか?それとも清楚系?地雷系?好きな系統を教えてください!(という質問のあと、ちゅうえいに「タマはオス?」と聞かれてゆっくりと頷くタマ)
タマ「おれを みくださないひと」
たきうえに「今まで見下されたことある?」と聞かれ、凹んだ様子のタマに会場は大爆笑。
――(お悩み)映画祭で芸人さんと絡んでいる時のタマはいつもより楽しそうに見えたんですが、タマも、ももにくす先生と同じで実はお笑い好きだったりしますか?
タマ「すき げんじつがおもしろくないから」
ちゅうえいに「なんでおもしろくないの?」と聞かれたタマは再び凹んでしまい、「美味しいものとか食べたときはうれしいの?」というちゅうえいの質問に、マイクに口をつけようとするタマ。そんなタマの狂気的な反応に、会場は大盛り上がり。
そんな中、ちゅうえいがギャグを披露。ラジオ体操のメロディからいつの間にかエヴァンゲリオンのメロディに変わっているというテンション高めなギャグは、タマもお気に召した様子。このあと、ちゅうえいの「シャカシャカ」という言葉に合わせてタマがギャグをやるというトンデモ展開に。そんな意外なタマの姿にファンは大興奮だった。
――(お悩み)「毎日残業続きで仕事のモチベが維持できません。何か良い方法はないでしょうか。と、聞いても維持できる気はしないので、養ってください。」
タマ「うちには タコがいるので かえません」
――(お悩み)「勤めてる職場が中々休みが取りにくいです。どうすれば休めますか?」
タマ「ばくは」(可愛い見た目に似合わない物騒な回答に、ザワつく会場…)
――「いじめられている人になにか応援メッセージかアドバイスをお願いします!」
タマ「しぬな いきてやれ」(と、最後はグッとくる一言に会場から拍手が!)
ちゅうえいが「かっけぇ。締めるところは締めるね」とタマを褒め、「教育ラジオ」のコーナーは終了した。
■タマと流れ星☆がスペシャル漫才を披露
再びステージに登場した流れ星☆は漫才をすることに。飛騨高山出身のたきうえが、「飛騨高山はお祭りが有名でして、みなさん知ってますかね。江戸時代から続くね、由緒正しきお祭りなんですよ」と紹介すると、ちゅうえいは「うーでの関節ひーじ、ひーじ!ひーじがなければうーでは回らぬひーじ、ひーじ!はぁ!ありがたやーありがたやー!」と歌い、流れ星☆の人気ネタ“ひじ神様”のダンスを披露。会場から笑いが巻き起こったことに楽しくなってしまったちゅうえいは、続けて別の曲まで披露した。
ファンミの最後は、タマと流れ星☆が一緒に漫才をすることに…と言いつつ、なぜかちゅうえい考案の「タマゲーム」がスタート。
タマが包丁でちゅうえいの体を突くと、ちゅうえいが「タチツテトタチツテトタチツテトタチツテトタチツテト」と繰り返し、再びタマが包丁でちゅうえいの体を突くとそこでストップするという不思議なゲームに、会場からはどよめきが。
包丁を連続で突き、スタートとストップを秒で終わらせたタマにファンは爆笑し、最後は「ひじ祭り」をちゅうえいが歌い、タマがダンスを踊るという新しいタイプの漫才が披露された。まんざらでもなさそうなタマの姿に会場が爆笑する中、ファンミーティングは終了。
最後は「おわり」と書かれたスケッチブックを持ったタマがステージに現れ、ファンから拍手が送られると、タマは満足した様子でステージを去っていくのだった。
全国6都市での開催を記念し、7月1日(水)より『教育映画祭』中編アニメ映像の配信および現地販売していない3商品も加えたグッズのオンライン販売中
(取材/文:奥村百恵)

