︎3.シナモン
料理の香りをよくしたり、辛味や風味を加えるために使う香辛料。植物の種子や実、葉などを乾燥させたり、香味野菜をすり下ろしたものなど、様々なものがありますが、猫が口にすると中毒を引き起こすものがあります。
例えば、カレーに使われることも多いシナモンには、高い抗酸化作用があるクマリンという成分が多く含まれています。クマリンは、猫の体では分解されにくく、肝臓に負担をかけることがあり、少量でも嘔吐、下痢、口腔や胃腸の刺激、呼吸困難などを引き起こす可能性があります。
重症になると、呼吸困難、震え、虚脱、肝障害・肝不全や最悪の場合は生命に関わる事もあるため、注意が必要です。
︎4.チリパウダー
チリパウダーには、唐辛子の辛味成分であるカプサイシンが含まれており、猫の口腔、喉、胃腸に強い刺激を与えます。人でも辛いものを食べすぎるとお腹を壊すことがありますが、猫も同様で少量でも嘔吐、よだれ、下痢などを引き起こすことがあります。
また、チリパウダーにはオニオンパウダーなどが混ざっているものも多く、玉ねぎやニンニクが混ざっている場合、赤血球破壊による貧血の危険があります。

