よその家の情報を漏らす産後ヘルパー。クレームを入れると後日「嘘でしょ!?」ポストに入っていたのは

よその家の情報を漏らす産後ヘルパー。クレームを入れると後日「嘘でしょ!?」ポストに入っていたのは

産後の家事や育児の負担を少しでも減らしたいと思い、上の子が生後2カ月のころ、産後ヘルパーを依頼したときの話です。期待して待っていると、来てくださったのは80歳を超えているというベテランのおばあちゃんヘルパーの方でした。

産後ヘルパーを利用したら…

その方は初対面からとても気さくで、「私は何十人ものお宅を見てきたから安心して!」と自信たっぷり。しかし、話好きな性格が災いしてか、家事を依頼したくても話が途切れることなく、ただ時間が過ぎていくばかりでした。


さらには、「作ってきたから食べてね」と、こちらがお願いしていない手作りのおかずをタッパーに入れて持参されました。もちろん善意でしてくださったことだとは理解しつつも、私は気になる性格なので、衛生面がどうしても不安に感じてしまい、申し訳ない気持ちと戸惑いが入り混じってしまいました。


そして極めつけは、別のお宅でのヘルパー経験についての話題が始まったこと。「このマンションの〇〇さんのお宅にも行っていたのよ」と具体的な名前を出し始めたり、「あそこの家はね……」と、そのご家庭の事情や個人的な話を次々と話し始めたりしました。同じマンションに住んでいる方々のプライバシーがこうして他人に話されているのを目の当たりにすると、「私の家のこともどこかで話されるのでは」と、一気に不安を感じました。


産後ヘルパーは本来、安心して頼れる存在であるべきだと思います。そのため、心配ごとが頭から離れず、結局利用を続けることは難しいと感じました。実は私自身もホームヘルパーの経験があり、その立場から言えば、守秘義務や利用者への配慮の重要性は基本中の基本だと考えています。この経験を通じて、その倫理観の重要さを改めて痛感しました。


利用を辞めることを決意した際、事務所に電話で事情を説明したところ、社長から謝罪の言葉をいただきました。ただ、その際に「本人には伝えないでほしい」とお願いしたにもかかわらず、後日、ご本人にその内容が伝わってしまったことが発覚しました。そして、私のポストには、本人直筆の謝罪の手紙が入っていました。これもまた、プライバシーに配慮されていない対応の一例に感じられ、モヤモヤした気持ちが残りました。


里帰り出産を選択しなかったため、助成を利用して依頼しましたが、この経験を通じて、自分は他人を家に入れること自体にどこか抵抗があるのだと気づきました。その後、2人目の出産の際も里帰りはしませんでしたが、もうヘルパーを利用することはありませんでした。


安心して頼れる環境づくりの大切さ、そして自分がどのようにサポートを受けたいのかを考えるきっかけになった出来事です。


◇ ◇ ◇


産後の心身が疲弊している時期に、こうした経験をされたのはとてもつらかったことと思います。ただ、今回のケースはあくまで一例であり、産後ヘルパーの多くは心強い存在になってくれます。


依頼前に事業者の口コミや評判を確認しておいたり、どんな作業をどこまでお願いしたいかを事前に具体的に伝えておいたりすると、お互いのミスマッチを防ぎやすくなるかもしれませんね。守秘義務についても、事前に確認しておくと安心です。


もし利用中に不安を感じたり、希望と合わないと思ったりした場合は、担当者を変えてもらえるか事業者に相談することも選択肢のひとつです。産後のサポートをじょうずに活用して、育児の負担を少しでも減らせるとよいですね。


著者:田中 みつき/30代女性・主婦

2歳と4歳の子どもの育児をしながら、扶養内パートをしている。


作画:森田家


※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)

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