実家が遠方にあるため、帰省できるのは年に一度ほど。ある年、実母から「せっかく来るなら泊まっていきなさいよ」という電話が何度もかかってきました。あまりにしつこく言われ、根負けして泊まることにしたのですが……。
実母から突然渡された請求書
1年ぶりに帰った実家は、以前と変わらない古い家だと思っていました。しかし、玄関を入った瞬間、壁が真っ白に塗り替えられており、思わず驚いてしまいました。すると母は得意げに、「あなたたちが泊まるからきれいにしたのよ。これ、修繕費ね」と言いながら、1枚の請求書を差し出してきたのです。
あまりの出来事に言葉を失い……「私が修繕費を払うの?」という戸惑いと悲しさで、胸がいっぱいになりました。母が自分の財布からお金を出したがらない性格だということはわかっており、泊まる以上はお世話になる分のお金を渡すつもりではいましたが、まさか修繕費まで請求されるとは思ってもいませんでした。結局、「今回は修繕費を払うけれど、今後は日帰りにするね」と伝え、その場を収めることにしました。
この経験をきっかけに、どんな事情があっても、実家にはもう泊まらないと強く心に決めました。そして、たとえ家族であっても、金銭感覚や価値観が大きく異なることがあるのだと痛感。自分と家族を守るための境界線をはっきりさせることで、適度な距離を保てるのだと気づいた出来事でした。
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家族だからこそ、「これくらいはわかってくれるはず」と、金銭的な負担や自分の考えを一方的に押しつけてしまうこともあるのかもしれません。しかし、たとえ親子であっても、納得できないことを我慢し続ける必要はないはずです。お互いに無理のない関係を続けるためにも、自分の気持ちをきちんと伝え、必要に応じて距離の取り方を見直していきたいですね。
著者:吉川みずき/30代 女性・会社員。2児の母。慌ただしい毎日に追われ、少々オーバーヒート気味。
イラスト:ホッター
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)

