爪の形が変化したらメラノーマのステージ分類はいくつ?
メラノーマは進行度に応じてステージが分類されます。爪のメラノーマの場合、初期段階では局所にとどまっていますが、進行するとリンパ節や他の臓器に転移することがあります。T因子(原発巣)、N因子(リンパ節転移)、M因子(他の臓器の転移)によって、メラノーマの進行度分類が行われます。T因子は腫瘍の厚みと、潰瘍の有無で行います。
爪のメラノーマが局所にとどまり、リンパ節転移や他の臓器への転移がなければI〜II期、リンパ節転移があるとIII期、他の臓器への遠隔転移があるとIV期となります。
「メラノーマの爪」についてよくある質問
ここまでメラノーマの爪などを紹介しました。ここでは「メラノーマの爪」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
爪のメラノーマは放置しても問題ないのでしょうか?
藤井 弘子 医師
いいえ、放置すると進行し、転移する可能性が高いため、早期に受診が必要です。
爪のメラノーマの生存率はどれくらいでしょうか?
藤井 弘子 医師
早期に発見すれば5年生存率は90%以上ですが、進行すると50%以下に低下し、遠隔転移があるIV期では5年生存率が約15〜20%となります。

