
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、4コマ漫画『サービス問題』を紹介する。『ぼくらのノスタル事変』で知られる作者のゴンドウケンジさんが、9月20日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、1万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、ゴンドウケンジさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■部室の中で始まった恋バナ

3人でいる部室の中で、1人の女の子が男の子に「センパイって好きな人とかいるんですか?」と質問した。聞かれた男の子は「…いるよ。当ててみて」と照れ笑いを浮かべる。
女の子がヒントを求めると、“この部室の中にいる女性だ”と答える男の子。少しの間沈黙が流れ、女の子はもう1人の眼鏡をかけた女の子に視線を向けるが、「私じゃないと思うよ?文脈的に」と鋭いツッコミが入り…。
この甘酸っぱい4コマ漫画を読んだ人たちからは、「ほぼ告白で好き」「ニヤニヤしながら読んじゃう」「メガネの子の可能性も捨てきれない」「実は他にも隠れている可能性」など、多くのコメントが寄せられている。
■「『出会ってから付き合うまでのあの感じ』を表現できたらなと」作者・ゴンドウケンジさんに漫画創作へのこだわりをインタビュー

――本作を創作したきっかけや理由があればお教えください。
直接のきっかけは、Xにある共通のお題に対して1時間で4コマ漫画を書く会(#1h4d)です。
――本作では、煮え切らないようすの2人が甘酸っぱく見え、非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
「出会ってから付き合うまでのあの感じ」を表現できたらなといつも考えています。他には、ついつい台詞やナレーションでの補足が多くなってしまいがちですが、本作では説明を極力減らすところにこだわりました。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
3コマ目の無音のシーンです。あえて状況の説明を書かずに、ワンテンポ間をとりました。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
日常会話や歌詞、ドラマや漫画のセリフの中に隠れている「気になる一言」から膨らんでいく事が多いです。今だに青春時代に聞いた音楽から新しいネタの着想を得ることもあります。
――今後の展望や目標をお教えください。
より多くの方に楽しんでもらえるような漫画を発信できるようになる事です。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
楽しんで描いています。寡作ですが、時々チェックして、新作を楽しんでいただければと思います!

