
見上愛と上坂樹里がW主演を務める連続テレビ小説「風、薫る」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第77回が、7月14日に放送された。直美(上坂)に背中を押されたりん(見上)が新潟行きを決め、周囲に別れを告げて旅立つ姿が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)
■職場の仲間たちとの別れ…そして今井医師からの不器用なエール
直美たちとの会話を通じて決意を固めたりんは、院長の多田(筒井道隆)に退職を認められる。詰所では、同僚の多江(生田絵梨花)とトメ(原嶋凛)が彼女を待っていた。多江は「私はずっとやめないから」と真っすぐに見つめ、「ここで出世して、看護婦総取締役をつくる。この国の看護のトップになって、日本のナイチンゲールになる。その時私の力でまた雇ってあげるから、その気になったら言って」と熱い決意を告げる。さらに、看病婦のフユ(猫背椿)たちも現れ、「辞めちゃうなんて何事?嘘でしょ…?」と突然の別れにショックを隠せない様子を見せた。
病院を去る際、りんは医師の今井(古川雄大)と遭遇する。度重なる迷惑を謝罪するりんに対し、今井は「今回の判断は医療者として正しいと私は思う。患者と向き合えぬものは去るべきだ。しかし共に働いてきたものとしては寂しいものだな」と、彼らしい不器用ながらも温かい餞別(せんべつ)の言葉を贈るのだった。

■「何よりの手本になるはず」捨松が贈る力強いエール
その後、りんは捨松(多部未華子)のもとを訪れ、新潟行きを引き受けることを報告。そこで舎監だけでなくいくつかの教科の授業も受け持つと知らされたりんは、困惑の表情を浮かべる。
そんな彼女に対し、捨松は「無理に何かを教えようとせずともよいのです」と優しく語りかける。看護婦という仕事は、りんたち自身が自らの手で未開の道を切り拓いてきた。捨松は「まずは同じ職場の医師に理解を得るだけでも努力がいったはず」とこれまでの奮闘を労い、「そんなりんさんたちの姿そのものが女学生たちにとっては何よりの手本になるはずです。期待しています」と力強いエールを送る。
そしてりんが去った後、捨松は夫の巌(高嶋政宏)に、いつかはりんに看護婦として戻ってきてほしいという本音を明かすのだった。

■りんの旅立ちを知ったシマケンの“おじさん宣言”と、清々しい旅立ちの朝
一方、瑞穂屋で美津(水野美紀)と卯三郎(坂東彌十郎)の会話を偶然立ち聞きしてしまったシマケン(佐野晶哉)は、自身の立ち振る舞いに頭を悩ませていた。そこへ後ろからりんが現れ、二人は縁側で言葉を交わすことに。
シマケンは意を決して「僕は…僕は…」と自身の想いを伝えようとするも、最終的に出た言葉は「おじさんになる」という宣言だった。続けて「環ちゃんにとってよく顔を見せるおせっかいな何者でもないおじさんになります。困ったときは…困ってなくてもすぐに声をかけてもらえるような…」と伝える。さらに、「僕が環ちゃんに教えられそうなのは読み書きくらいですが…手紙を書けるように字をたくさん教えて…」というシマケンの言葉に、りんは心からの喜びを見せるのだった。
ついに迎えた旅立ちの朝。美津、環(英茉)、直美、シマケンに見送られ、りんは後ろ髪をひかれながらも新潟へと向かう。たどり着いた新潟の空は美しく、彼女を歓迎するかのように心地良い風が吹き抜けていた。
■りんの旅立ちに応援の声続々 シマケンの優しさには「まだ諦めないで!」の声
りんが家族や仕事仲間、友人に別れを告げて新たな一歩を踏み出した今回。SNSには「たくさんの仲間ができたりんちゃん、どこに行っても大丈夫!」「みんな表情が晴れやかでいい旅立ちだった」「気持ちの良い風が吹いていて、明日からのりんちゃんに期待!」と、前向きな門出を祝福する声が相次いだ。
その一方で、自身の恋心を胸に仕舞い込み「おじさんになる」と告げたシマケンに対しては、「告白するのかと思ったらまさかのおじさん宣言!(笑)」「りんちゃんのためになることを一生懸命考えたんだね」「言葉を大切にするシマケンならではの考え。まだ諦めないで!」といった、切ない選択を優しく見守るコメントが多数寄せられている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
※高嶋政宏の「たか」は正しくは「はしごだか」


