糖質の一日の摂取量とは?メディカルドック監修医が糖質の一日の摂取量・男女別の摂取量・不足すると現れる症状・過剰摂取すると現れる症状・多く含む食品・効率的な摂取方法などを解説します。

監修管理栄養士:
流田 春菜(管理栄養士)
特別養護老人ホーム、老人保健施設、合わせて5年弱の勤務経験あり。また、山口県長門市の認定栄養ケア・ステーションファンスタディに所属、地域活動として市の家庭教育学級での講演や保育園の栄養相談などを行っている。こども食堂での食育経験もあり、こどもから高齢者まで幅広くお話させていただいています。
「糖質」とは?

私たちの生命を維持するのに必要なエネルギーをつくりだす栄養素には炭水化物・脂質・たんぱく質があります。その一つである炭水化物から食物繊維をのぞいたものを糖質といい、主食(ご飯・パン・麺・芋類)や菓子類、清涼飲料水などに含まれています。
糖質を摂り過ぎると血糖値が急上昇し、過剰になった糖質は中性脂肪に変化し肥満の原因になります。逆に、極端な糖質制限や不規則な食事によって低血糖を起こすことがあり、注意が必要です。過剰に摂取したり制限したりせず、適度な摂取を心がけましょう。
【男性】糖質の一日の摂取量

炭水化物の摂取目標量として、50〜65%エネルギーとされています。つまり必要なエネルギーの内50〜65%は炭水化物からエネルギーを摂取するように、ということです。平均的な体格で活動量も中程度の成人男性であれば、推定エネルギー必要量は約2700kcalなので、340g〜440gほどの炭水化物摂取が望ましいといえます。ごはん200gを3食食べても糖質量は約230gです。

