中国トップ俳優アレン・レンの伝統武術アクションが冴える 続編も制作中の人気ファンタジーロマンス時代劇<無憂渡>

中国トップ俳優アレン・レンの伝統武術アクションが冴える 続編も制作中の人気ファンタジーロマンス時代劇<無憂渡>

中国ドラマ「無憂渡~瞳に映った真実の愛~」より
中国ドラマ「無憂渡~瞳に映った真実の愛~」より / (C)2025 BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

「美人骨」で知られる中国のトップ俳優アレン・レンが捉妖師(妖怪ハンター)を演じるファンタジーロマンス時代劇「無憂渡~瞳に映った真実の愛~」(2025年)が10月15日(水)からCS放送「衛星劇場」にて日本初放送を迎える。“たおやかなヒロインを力強く守るカッコいいヒーロー”がハマるアレンが、抜群のビジュアル&アクションスキルを最大限に発揮した同作。その注目ポイントを放送開始前にチェックしてみよう。

■妖に狙われる半夏を救う“妖怪ハンター”登場!

「無憂渡~瞳に映った真実の愛~」は、人と“妖(あやかし)”と呼ばれる妖怪たちが共存する世界を舞台にしたファンタジーロマンス。日本でも人気のアレンと、映画「熱烈」など話題作の公開が続くラレイナ・ソンが主演を飾り、すでに続編「輪廻編」の制作も決定している話題作だ。

舞台は、繁華を極める広平城――。人の姿を借りた“妖”が人間たちに気づかれず密かに共存するこの街で、幼い頃にある事件をきっかけに、“人ならざるもの”が見えてしまう特別な瞳を持った名家の令嬢・段半夏(ラレイナ・ソン)は、義姉が妖であると気づいてしまったために命を狙われる身となってしまう。

妖に襲われる身となった半夏は、捉妖師(妖怪ハンター)の久宣夜(アレン)と知り合い、人と妖が交錯する世界の深部へと足を踏み入れる。そして、妖怪との戦いを乗り越える中で2人は互いに惹かれ合っていく。

■孤独を抱える妖…ヒューマンドラマとしての魅力
中国ドラマ「無憂渡~瞳に映った真実の愛~」より
中国ドラマ「無憂渡~瞳に映った真実の愛~」より / (C)2025 BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.


中国ファンタジー時代劇といえば、魔界や仙界、天界といった壮大な設定で描かれる作品が多いが、この作品の舞台は人々がごく普通に暮らす街。そこに人間の姿に化けた妖怪たちが紛れ込み、人間を脅かしていく。その舞台設定が身近で、ファンタジー史劇になじみの薄い視聴者にもとっつきやすいのが嬉しいポイントだ。

そしてこの街には、妖怪ハンターの宣夜と妖怪が見える瞳を持つ半夏がいる。「碧玉梨による若返りの噂」「九命猫の命の取引」「『広平春宵図』に秘められた輪廻転生」など、5~6話で完結する“妖怪事件”が次々と巻き起こっていく連作形式で、人だけでなく妖たちも欲望や孤独を抱え、それでも愛に生きたいと願う立体的なキャラクターとして描かれる。ただのファンタジーで終わらない、重厚なヒューマンドラマに仕上がっている。

序盤に登場する巨大で愛嬌たっぷりの山妖など、迫力ある妖怪たちが多数登場し、視覚的にも楽しい本作。手掛けたのは、中国ドラマ界のヒットメーカーたち。「永遠の桃花~三生三世~」のリン・ユーフェン、「七夜雪」のリャン・ションチュアン、「山河之影 錦衣衛と謀りの王朝」のツァオ・ホア、「皇帝と私の秘密~櫃中美人~」のホァン・シャオインなど、トップクリエイターが名を連ねている。

中国ドラマ「無憂渡~瞳に映った真実の愛~」より
中国ドラマ「無憂渡~瞳に映った真実の愛~」より / (C)2025 BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

■“ヒーロー感”あふれるアレン・レンがカッコいい

こうして練り上げられた舞台で躍動するのが、中国を代表する人気俳優アレン・レン演じる久宣夜だ。

1989年生まれのアレンは、時代劇を中心に多くの作品で主演を務め、2021年には中国で「観客に最も愛された俳優」のひとりにも選ばれた実力派俳優。「花様衛士~ロイヤル・ミッション~」では繊細な目の演技が“任嘉倫眼技”と話題を集め、「美人骨」では前編の“前世”を時代劇で、後編の“現世”を現代劇で演じ、2通りの魅力を発揮。古装も洋服姿も抜群にカッコよく「書からでてきたような周生辰」と称された。

そんなアレンが今作「無憂渡―」で演じているのは、家族殺しの罪を背負いながらも捉妖師として人々を危機から守る青年・宣夜。心に闇を抱えながらも、危険な妖に目をつけられた半夏の危機に颯爽と駆けつけ、「お前の相手は俺だ。彼女に手を出すな」と妖に堂々と対峙する姿はヒーローそのもの。お菓子好きの大食漢というギャップの魅力も備えている。

荒ぶる妖にも負けない武力を持つ宣夜を演じるため、アレンは今回、伝統武術と現代格闘技を融合させたトレーニングを徹底的に受けて撮影に臨んだそう。「美人骨」をはじめ以前からアクションに定評のあるアレンが全力で繰り出す華麗なアクションシーンも大きな見どころだ。

■若き実力派ラレイナ・ソンの多彩な表情も見どころ
中国ドラマ「無憂渡~瞳に映った真実の愛~」より
中国ドラマ「無憂渡~瞳に映った真実の愛~」より / (C)2025 BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.


そんな宣夜に守られ、次第に強くなっていくヒロイン・段半夏を演じるのは、子役出身で豊富な経験と確かな演技力を持つ実力派ラレイナ・ソン。序盤こそ、“人ならざるもの”が見えてしまう不思議な力のせいで周囲に“気がふれた娘”のレッテルを貼られ、うつむきがちに生きていた半夏。だが宣夜との出会いをきっかけに、徐々にその力を使って人間と妖に寄り添う存在へと成長していく。

思慮深くおとなしい令嬢らしい佇まいだけでなく、ストーリーが進むにつれて妖と入れ替わった時の狂気を帯びた様子や、初恋にときめく愛らしさなど、さまざまな表情を見せている。中でも、中国でも大絶賛された半夏の涙のシーンは必見だ。

実は幼い頃にある縁で結ばれていた宣夜と半夏。さまざまな事件に巻き込まれるうち、2人の間にはいつしか、淡い恋心が芽生える。だが気持ちが強まるほどに、過去の記憶の謎も際立っていく…。本作が初共演のアレンとラレイナ、2人のケミストリーは中国での公開時も話題を呼び、本作のドラマランキング1位に貢献した。

このほか、共演陣も個性ゆたか。妖しくも美しい鏡の妖怪に、歌手・俳優のカルロス・チャン。蛇の妖怪には「長歌行」のウー・チョンシュエン。宣夜と半夏らと事件に挑む捕快の幽篁役には、「九州縹緲録~宿命を継ぐ者~」「覇剣~五神の覚醒~」でもラレイナと共演したシュエン・イエンなど、いずれも実力派が勢ぞろい。さらに物語の後半には、「春家はトキメキざかり~四つ葉に咲く恋~」の人気女優リー・ジャーチー…と、豪華キャストの競演も見逃せない。

日本でも知名度・人気度ともに上昇中のアレン・レン。そのヒーロー感あふれる演技&アクションに沼落ち不可避のファンタジーアクション時代劇だ。
中国ドラマ「無憂渡~瞳に映った真実の愛~」が衛星劇場にて日本初放送
中国ドラマ「無憂渡~瞳に映った真実の愛~」が衛星劇場にて日本初放送 / (C)2025 BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.


◆文=酒寄美智子


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