「てんかん」の薬は一生飲み続けるべき?減薬の条件や自己中断のリスクを解説

「てんかん」の薬は一生飲み続けるべき?減薬の条件や自己中断のリスクを解説

「てんかん」は、決して珍しい病気ではなく、早めの診断と治療が大切な疾患だそうです。そこで、てんかんとうまく付き合っていく方法について、「あたまと内科のうえだクリニック」の上田雅道先生に解説してもらいました。

上田 雅道

監修医師:
上田 雅道(あたまと内科のうえだクリニック)

福島県立医科大学医学部卒業。名古屋掖済会病院脳神経内科、豊橋市民病院脳神経内科、名古屋大学大学院医学系研究科神経内科学、中部ろうさい病院神経内科医長を経て、あたまと内科のうえだクリニック院長に。医学博士。日本神経学会専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医、愛知県難病指定医、麻薬施用者免許、日本頭痛学会会員、日本認知症学会会員。

編集部

てんかんの治療法を教えてください。

上田先生

てんかんの主な治療は、抗てんかん薬の服用です。薬が効かない場合は、手術が検討されることもあります。また、生活習慣の改善も発作予防には重要です。

編集部

生活習慣と関係があるのですね。

上田先生

はい。睡眠不足、過度のストレス、飲酒、薬の飲み忘れなどは、発作を引き起こす要因となるため、規則正しい生活を心がけることが大切です。また、運転や高所作業、入浴時の安全対策をおこなうなど、万が一の発作に備えることも重要です。

編集部

薬はずっと飲み続けなければならないのですか?

上田先生

てんかんの種類や発作のコントロール状況によりますが、発作が完全に消失し、一定期間(2~5年)経過した場合は、医師の指示のもとで徐々に薬を減らすことも可能です。ただし、自己判断で薬を中止すると発作が再発するリスクがあるため、必ず医師と相談しながら治療を進めることが大切です。

編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

上田先生

てんかんの発作を繰り返す場合は薬物治療が必須なので、定期的な通院が必要です。てんかんと診断されると自動車の運転や仕事の内容に制限がかかることもありますが、日々きちんとフォローしていけば周りと変わらず日常生活を送れるので、過剰に怖がらずに医師へ相談してほしいと思います。

※この記事はメディカルドックにて<増加する「てんかん」 治療せず放置するとどうなるかご存じですか? 早期治療の重要性を解説>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

配信元: Medical DOC

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