
コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、Zumyさんが描く『一線』をピックアップ。
Zumyさんが6月8日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、多くの「いいね」や反響が寄せられた。本記事では、Zumyさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
■バイト先の倉庫にやってきた怪しい客

宇宙のスーパーマーケットでアルバイトをする地球人の青年・ムツキは、ある時店の倉庫まで入ってきた強引な客に遭遇する。
「洗剤コーナーはどこですか?」
と聞く客に売り場を案内しようとすると、宇宙人である客は長い腕でムツキを拘束し引きずって連れて行こうとする。このままでは殺されてしまうと感じたムツキは、倉庫にあったデッキブラシで客を殴打し、殺害。
ムツキは微笑しつつ死体を処理。その後、汚れた服を仕事仲間に指摘されたムツキは、商品をぶちまけて汚してしまったと嘘をついたものの、社長には全て見抜かれており…?
作品を読んだ読者からは、「意味わかんなすぎてハマりそう」「めっちゃ好き!」「ファンタジーでどこか現実的で、可哀想で可愛らしい…」など、反響の声が多く寄せられている。
■作者・Zumyさん「デフォルメした絵柄の中にも、どこかリアルさを感じてもらえるように…」

――『一線』は、どのようにして生まれた作品ですか?きっかけや理由などをお教えください。
『一線』は、地球人の主人公ムツキが、宇宙にあるスーパーマーケットで働くオリジナル作品、「UCHU MARKET(ウチュウマーケット)」のシリーズ漫画になります。
ムツキは、地球よりも治安が悪いスーパーで、日々宇宙人のお客さんを相手にしています。たまに命を奪われてしまうことも…
そんな日々酷い目にあっているムツキの、悪い意味での「成長」と、取り返しのつかない一線を超えてしまう展開を描きたかったのが、制作のきっかけでした。
――本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
キャラクターの表情変化や、不気味な雰囲気を出すことに特にこだわりました!
もともとホラーが好きなので、「こういうのって怖いよな」みたいなことを考えながら、作中のお客さんを描写しました。
漫画を読んでくれた友人に、「スーパーで働いていたとき、実際にお客さんがバックヤードに入ってきて怖かった」 という話を聞き、自分が描いた怖さに現実味があったのかもしれないと感じました。
デフォルメした絵柄の中にも、どこかリアルさを感じてもらえるように意識しているのも、ちょっとしたこだわりでもあります。
――主人公のムツキや宇宙人・アンバーヌなのキャラクターはどのように生み出されたのか、お教えください。
元々は、学生時代にスーパーで働いていた体験を日記形式でSNSに上げていたのが始まりでした。そこからキャラクターとストーリーを展開し、今に至ります。
最初アンバーヌは存在していませんでしたが、主人公に大きな影響を与えるキャラクターが欲しいと考え、とにかく自分の好きな要素を集めて生み出しました。
漫画以外にもショートアニメを作っており、動画で動かしても魅力的に見せられるようなキャラクターを目指しています。
――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
ムツキが一線を超えてしまったのに何故か笑っているシーンと、アンバーヌの最後のセリフが特に気に入っています。
2人の歪な関係と、ムツキがだんだん追い込まれていく様子を楽しくノリノリで描きました。
――Zumyさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
まだまだ描き切れていない内容がたくさんあるので、漫画とショートアニメ共に今後もたくさん作っていきたいです!
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
個人で行っている創作活動にも関わらず、多くの方に見ていただき本当に嬉しく思っています。皆様の応援が活動の大きな原動力です!
今後も楽しいコンテンツをお届けできるよう、精進していきます。

