お月見で用意するべきものって?
お月見はお月様を眺めるだけではなく、秋の収穫に感謝し、豊作を祝う行事でもあります。
そこでお供え物として、下記のようなアイテムを用意するのが一般的。
- ススキ:縁起物として飾っていた「収穫前の稲穂」の代わりに飾られるように。災いや病から作物や家を守ってくれる魔除けの力があるとされています。
- 月見団子:満月に見立てて、丸いお団子を十五夜にちなんで15個用意します。
- 三方(三宝):月見団子を飾る台。
- 敷き紙:三宝にお団子を乗せる際に敷く紙。半紙、天ぷら用の敷き紙などが使えます。
その他にも、里芋や栗など秋の農作物をお供えし、収穫に感謝する風習もあります。

お家にあるもので三方を代用
「三方(三宝)」とは、神様にお供えする食べ物を乗せる台のことを指します。
お月見だけではなく、
- お正月の鏡餅台
- 桃の節句では菱餅(ひしもち)
- 端午の節句では柏餅
など、季節の節句ごとに使う機会は多々ありますが、なかなか現代では持っていないご家庭も多いはず。
そこで、お家で普段使用している食器を活用して三方(三宝)を作る方法をご紹介。
三方は、少し高さのある食器と、平らな食器を組み合わせて作ります。
今回は、蕎麦猪口と少し深さのあるお皿を使用しました。


お家にある食器をいろいろ組み合わせて、大きさや柄のバランスを見つつ選んでみてください。
使用する際は、器がずれないように養生テープなどで貼り付けておくと安心です。
ARCH DAYSでは、三方が作れる無料テンプレートもご用意してます。
ぜひチェックしてみてくださいね。
▼三方はこちらからダウンロードする
【無料テンプレート】お月見団子と三方の簡単な作り方!由来や、一緒に飾る可愛いイラストポスターも
お月見のお供え物の飾り方
お供え物にはお供えする際のルールがいくつかあります。
- お月見に飾るススキは、1本、3本、5本など奇数飾ると◎
- 飾る位置は、月から見て左側にススキ、右側にお月見団子を配置する
- お月見団子は、十五夜にちなんで15個、ピラミッドのように積んでお供えする
- 敷き紙は半分に折って使用する
▽敷き紙の折り方
敷き紙の裏側を上にして置き、手前から奥へ三角形に折ります。
写真のように右側が上に重なるようになればOK。

日本の秋を感じよう
いかがでしたか?日本の秋の風習「お月見(十五夜)」についてご紹介しました。
意外と知らないことも多かったのではないでしょうか?
親子でお団子を作ったり、飾り付けをしたり、ぜひ楽しいお月見を過ごしてくださいね。
