玉森裕太“正樹”、他人の記憶を自分のものだと思っていたことが発覚 「じゃあ、僕は誰なんだ…」<マイ・フィクション>

玉森裕太“正樹”、他人の記憶を自分のものだと思っていたことが発覚 「じゃあ、僕は誰なんだ…」<マイ・フィクション>

真弓との2ショットがすべて多田に変わっていて衝撃を受ける正樹(玉森裕太)
真弓との2ショットがすべて多田に変わっていて衝撃を受ける正樹(玉森裕太) / (C)ABCテレビ

玉森裕太主演のドラマ「マイ・フィクション」(毎週日曜夜10:15-11:09、テレビ朝日系)の第2話が7月12日に放送され、自分の存在証明に奔走する正樹(玉森)の姿が描かれた。正樹が他人の記憶を自分の物だと思い込んでいたなど、ストーリーが進むごとに新たな謎が生まれ、視聴者はさらに混乱し、考察が過熱している。(以下、内容のネタバレを含みます)

■ “記憶”に隠された真実をめぐる、予測不能なサスペンス・ラブストーリー

本作は、平凡に暮らしていた男の“記憶”に隠された真実をめぐる、予測不能なオリジナルサスペンス・ラブストーリー。主人公・伊川正樹は、事故に遭い目覚めると、世界が一変。他人が“伊川正樹”として妻と暮しており、妻も同僚も町の人々も正樹のことを覚えていなかった…。自分を取り巻く状況は二転三転。おかしいのは、自分か周りかこの町か。正樹は不可解な状況に追い込まれながらも、真実を追い求めていく。

■妻との思い出の写真に写っていたのは、すべて多田

正樹は、助けてくれた由梨(森川葵)に「奥さんなら、大事な人を忘れるわけない」と言われ、勇気を出して妻の真弓(宮澤エマ)に会いに自宅に戻った。だが、玄関先に出てきた真弓は、彼を見て「どちら様ですか?」と尋ねたのだった。

正樹は茫然としながら「真弓…」と声をかけたが、彼女にとっては見知らぬ男がいきなり自分の名前を呼び捨てしてきたのだから恐怖でしかない。とっさにドアを閉めようとしたが、彼は無理やりドアをこじ開けながら「何で知らないふりするんだ!説明してくれ」と懇願。そして、ペットの文鳥・ピョートルが野良猫に襲われて死んだことを告げて、亡骸を埋めた花壇を掘り起こした。だが、そこには何も無かった。

今いるのは新しく飼ったんだろうと言いながら部屋に入った正樹は、壁に貼られた何枚もの2人の旅行の写真に目を留めた。その写真は、シチュエーションは同じだが、真弓の横にいるのは、すべて正樹ではなく、現在“伊川正樹”と名乗っている多田(ジャンボたかお)だった。デジカメの中に残されたデータも全て多田と真弓の2ショットに替わっていた。

ショックを受けている正樹を、いつの間にか帰宅した多田が威嚇。正樹が家を飛び出すと、近所の人々が直立不動で無表情に正樹を見つめていた。ピョートルを埋めた時と同じだ…。

派出所へ逃げ込んだ正樹が、他人が自分のふりをしている奇妙な現状を訴えていると、本署から電話が。なぜか正樹が来ていることを知っているようで、今から派出所に行って話を聞くとの内容だった。

派出所の前の「無事故記録」は「1109日」に更新されていた。正樹の転落事故はカウントされていない…。
正樹(玉森裕太)は派出所で奇妙な現状を訴える…
正樹(玉森裕太)は派出所で奇妙な現状を訴える… / (C)ABCテレビ


■由梨の亡き夫は、正樹に瓜二つ

電話から間を置かずに、派出所に一台の車が。車から降りてきたのは多田。電話をしてきたのは、たぶん多田だ。多田は警官の首にスタンガンを当て、正樹に向かってきた。何とか逃げた正樹は、由梨に電話をかけて助けを求めた。現状、頼れるのは由梨しかいない。

正樹を自宅に連れてきた由梨は、「驚かないでください」と言って、夫の遺影を見せた。自分と瓜二つの夫の遺影に言葉を失う正樹。由梨の夫・祐介は警官で、2年前、勤務中にトラックにはねられて死亡したとのことだった。
由梨(森川葵)の亡き夫は、正樹に瓜二つ…ただの他人の空似?
由梨(森川葵)の亡き夫は、正樹に瓜二つ…ただの他人の空似? / (C)ABCテレビ


■「じゃあ、僕は誰…」

正樹は、自分を覚えているのでは、と大学時代の友人で・現在、母校の大学で准教授をしている市原(長友郁真)に会いに行った。「久しぶり」と声をかけた正樹に、市原は“伊川”という名前には覚えがないと言った。

そして、大学時代の思い出を次々と語る正樹に、市原は「アンタ誰だ?岡崎の知り合いか?フザケないでくれ」と不愉快そうに告げた。市原に追い出された正樹は、図書室へ行き、研究室の同期との写真が載っていた当時の大学新聞を調べた。すると、市原の隣で写っている人物は、“岡崎史也”という知らない男だった。正樹はどこにもいない。また頭痛がし始め、脳裏に浮かんだ市原との思い出の中にいるのは岡崎だった…。

他人の人生をなぜ自分のものだと思っていたのか…やはり自分がおかしいのではないかと正樹は混乱。「じゃあ僕は誰なんだ…」と涙ぐんで頭を抱える彼を、大学まで彼を送ってきた由梨は、覚えている人をもっと探そうと励ました。

その頃、市原は電話で正樹が現れたことを告げていた。電話の相手は多田だった。正樹が来ることを予想していたのだ。市原は、あの見知らぬ男がなぜ自分を岡崎だと思い込んでいるのかと尋ねたが、多田は「事故で頭を打って混乱しているようだ」と告げ、岡崎と正樹の関係についても「あなたが知る必要はありません」と、無感情な声で言うのだった。

一方的に電話を切られ、不可解な思いでいっぱいの市原を、津村(野村周平)が訪ねてきた。津村は、刑期を終えたばかりの元・殺人犯で、なぜか正樹を執拗に追っている。この日も、由梨の車に付けたGPSを頼りに、2人を追って大学まで来たのだった。

市原と話した後、津村は刑事の香坂(国仲涼子)に電話し、正樹が岡崎の経歴を語ったことを報告。津村も香坂も、その理由は知らない様子。もう少し正樹のことを調べてみると言った津村に、香坂は、「津川くんと伊川は何の関係もない。これからは自分の為に時間を使って」と告げた。津村も元・刑事だった。由梨の亡くなった夫と何か関係があるのだろうか…。
元・刑事&元・殺人犯の津村(野村周平)。正樹を執拗に追う理由は?
元・刑事&元・殺人犯の津村(野村周平)。正樹を執拗に追う理由は? / (C)ABCテレビ


■自分を覚えていてくれた人

一方、正樹は、ズボンのポケットから介護施設の老女がくれた手作りの布財布を取り出し、彼女なら自分を覚えているかもしれないと思い、施設に向かった。認知症の老女は最初、正樹が誰だかわからなかったが、布財布を見て「伊川くん。最近見ないけどどうしたの?」と言った。自分を覚えている人がいた。

その上、老女は布財布の中にあった真弓と正樹との写真を見て、「真弓さん、元気?」と尋ねたのだ。正樹は、自分の記憶が間違いではなかったことを確信し、「噓じゃなかった…」と涙にくれた。
介護施設の老女は、正樹(玉森裕太)を、そして真弓と結婚していることも覚えていた
介護施設の老女は、正樹(玉森裕太)を、そして真弓と結婚していることも覚えていた / (C)ABCテレビ


■「真弓を愛してる。それだけで充分だ」

正樹は自宅へ行き、怯えて泣き叫ぶ真弓に2ショットの写真を見せ、撮影した時の思い出を事細かに語った。そして「全部どうってことない出来事だけど、僕にとってはかけがえのない真弓との思い出なんだ。忘れられない大切な記憶なんだ」と訴え、真弓の心が揺れ始める。先日、ピョートルが突然なつかなくなったことがあり、彼女なりに何か違和感を感じ始めていたのだろうか。

「自分が誰だろうと、どうだっていい。真弓を愛してる。それだけで充分だ」と、手を握ってきた正樹の手を、真弓は振り払わなかった。ここにいては危険だ、別の所で暮らそう、と言う正樹に従い、2人で家を出ようとしたその時、目の前に多田が。

多田にスタンガンを当てられた正樹はブラックアウトし、血を流して倒れている男と津村の姿がフラッシュバック。津村が見知らぬ男の胸倉を掴み、由梨が泣き崩れていた…。
真弓(宮澤エマ)は、正樹の言葉を信じ始めた?
真弓(宮澤エマ)は、正樹の言葉を信じ始めた? / (C)ABCテレビ


■“日常”に戻った正樹

場面が変わると、「ハイ・ホー」の替え歌を歌いながら帰宅の途につく正樹の姿が。派出所の無事故記録は「1111日」に更新されているが、その前での警官と老女の会話は、11日前と同じ。そして、伊川家の前で会った夫妻の会話も11日前と少し変わってはいるがほぼ同じ。だが、正樹は違和感を感じていない様子だ。

正樹は、「ただいまー」と明るく帰宅。すると、真弓が「おかえりー」と笑顔で迎えた。

皆の記憶から消えてしまった自身の存在証明をどうしていくのかが軸のストーリーだと思っていたが、今回のラストで、そうではないようだ。正樹自身もこの数日のことを覚えていないとしたら、全てを知っているのは誰なのか?今のところ、多田が一番怪しい。

また、なぜ老女だけは記憶を改ざんされなかったのか、夫が事故死した由梨がなぜフラッシュバックでは死体のある部屋で泣き崩れていたのか、あの町の住民はなぜ同じ会話を繰り返しているのか、正樹と祐介、正樹と津村の関係は?謎が謎を呼び、視聴者もさらに混乱。「難しすぎる」「わけがわからない」「次回が待ち遠しすぎる」と、考察沼にどんどんハマっているようだ。

◆文=鳥居美保

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