
コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、あさのゆきこさんが描く『これって虐待ですか 自己肯定感が低くて怒りを止められなかった私が息子と一緒に笑えるようになるまで』(KADOKAWA)をピックアップ。
あさのゆきこさんが5月21日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、2,000件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、あさのゆきこさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
■育児が辛いのに誰にも相談できない母親

待望の子どもが生まれ幸せなはずの主人公は、産後ずっと調子も悪く、睡眠もなかなかとれず慣れない育児にメンタルもやられていってしまう。
可愛いはずの我が子を可愛いと思えず、時には大声を出してしまうことも。協力的な夫や実家があり、自分は専業であるにもかかわらず、人に頼ることは恥ずかしいと感じる主人公は、自分をどんどん追い詰めてしまう。地域の育児イベントに参加した時には、他のお母さんたちがちゃんとした「お母さん」であることを目の当たりにし、自分だけが違う生き物のように感じてしまう。
「みんながやっているから私もかわいがらなきゃ」
と、誰にも相談できずに時は過ぎていき…。
作品を読んだ読者からは、「めっちゃ共感できてしまう」「感情移入して泣いてしまいました」「早く出会いたかった作品」など、反響の声が多く寄せられている。
■作者・あさのゆきこさん「主人公の気づきと再生が主軸」

――『これって虐待ですか』を創作しようと思ったきっかけや理由などをお教えください。
この物語の主人公と同じように私も夫が協力的だったり実家が近かったりしたのに育児が辛く、他のちゃんとやってるお母さんと比較して相当落ち込んだので、その経験を漫画にしようと思いました。
――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
救いのある終わり方にしようと思いました。あと主人公の気づきと再生が主軸なので、あまり極悪な人は出さないようにしました。
――本作を通して伝えたいメッセージがあればお教えください。
お母さんは自分のしんどさにフォーカスを当てすぎると余計しんどくなるので、目の前の子供を見てあげて一緒に楽しいことをして欲しいなと思います。あと自分を責めすぎないようにして欲しいです。
――Xの投稿には様々な反響があったと思いますが、特に印象的だったコメントや嬉しかったコメントがあれば教えてください。
ある読者の方から「作中で主人公が息子にしてしまったことは消えないのだから、ハッピーエンドとは言えないのではないか」という真摯なご意見をいただいたことが印象に残っています。読者の皆さんの多様な受け止め方に気付かせていただいた、大切なコメントです。
――あさのゆきこさんが今後挑戦してみたいジャンルやテーマがありましたらお教えください。
母と子、毒親、あと最近食べ物イラストを描くのが楽しいので食べ物漫画も挑戦してみたいです。
――最後に読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
読んでくださってありがとうございます!!
これからも頑張ります。

