
井内悠陽と阿久根温世(ICEx)がダブル主演を務めるFODオリジナルドラマ「コントラスト」(毎週火曜夜0:45-、フジテレビ/FODにて全話配信中)。対照的な青年2人がひかれ合う姿と恋する気持ちを丁寧に紡いだ青春ラブストーリーとなっている。家庭教師だという神田(井上想良)と陽(あきら/阿久根)の特別な関係性がうかがえ、翔太(かなた/井内)と陽の距離が近づいていく様子に胸がときめいた。本記事では第3話の見どころを紹介する。(以下、作品のネタバレを含みます)
■人気者と秀才…itz氏の人気BLコミックを実写化
本作は繊細なイラストとこまやかな心情描写に定評があるitz氏原作の同名BLコミックを実写ドラマ化したラブストーリー。学年イチの人気者である翔太は学年成績トップクラスの秀才である陽と、なぜかすれ違うたびに目が合うことで気になっていた。ある昼休みに階段の踊り場で翔太は陽に遭遇し、交流するようになる。翔太は隠していた心の内を陽に打ち明け、距離を縮めていくが…。
■ホテルのような薄暗い部屋、妖艶で特別な関係性
まず第3話で注目してほしいのは、冒頭の陽と神田のシーン。ホテルのようなほの暗い部屋のなか、ソファに座る陽が神田の肩に頭をもたせかけ「神田さん、俺のほかにもたくさん相手いるでしょ」と言うと、神田は「それはほら、その日限りの相手だから」と笑う。
「いい人いないんですか?」と陽が聞くと、「なかなかねぇ」と神田は呟き、「で、例の彼はどんな子なの?」と質問する。陽は少し考えてから「サッカー好きなんだけど、しばらく辞めていて、でも、また始めるって。悩んだり、落ち込んだりもしてるけど、それすらまぶしくなるくらい真っ当な子ですよ」と答え、神田が「陽くんは真っ当じゃないの?」と首を傾げる。
陽は伏し目がちに「そんなのあなたが一番よく知ってるでしょ」と言うと、神田はおもむろに「もう、やめようか」と口にした。陽は首を横に振って、神田のネクタイを引っ張りながらソファに横になる。陽の上に神田が覆いかぶさり、「ごめんね、陽くん」と神田がいうと、陽は切なげな顔をしながら首を横に振った。
これまで陽は家庭教師だという神田のことをなぜか翔太に隠したがるそぶりを見せていたが、だからこそ彼らの特別な関係性を伺い知ることができ、ドキドキとさせられた。
■夏祭りデートで見せる甘い空気と急接近の予感
その後の陽と翔太のシーンでは、がらりと雰囲気が変わってさわやかでときめくシーンが続く。屋上で翔太が学校の外で陽と会ったことがないと話すと、陽は軽く「じゃあ、どっか行く?翔太が大丈夫なら行きたい」と誘う。すると翔太はパッと顔色を変えて、「ほんとに?大丈夫に決まってんじゃん!行こう!むしろ行きたい!」とガッツポーズして前のめりに返事。翔太がわんこのようでかわいくてキュンとさせられる。
後日、翔太のためにカフェでテスト勉強をし、終わってから地域のお祭りに行く2人。はしゃぐ翔太が愛らしく、やきそばを食べて、翔太が陽にポップコーンをあーんする場面は何気ないシーンだが、デート感いっぱいで甘い空気が感じられるので、ぜひチェックを。
さらに2人は、射的をしてテンションが上がったり、子どもたちとヨーヨーをしたり、わんこを抱っこしたり。自然体なやり取りが印象的で、 見ているだけでほっこりとさせられる。
お祭りで遊んだあと、過去に苦い経験を持つ陽は、改めて翔太にお祭りに連れてきてくれた感謝を口にする。「自分のことを全部知ったらつまらなくなる」と不安を打ち明ける陽に対し、翔太は「面白いよ、陽を知ることは。俺の周りには陽みたいな人、いないもん!」と屈託なく笑う。
その言葉に押されてこっそり用意していた、翔太が気に入っていたブレスレットをプレゼントする陽。健気な気持ちが伝わってきて、胸が熱くなる。そして、ベンチで横になり目を閉じた翔太に陽は顔を近づけていく…。
陽が抱える複雑な心情が気になる一方、翔太への恋の予感に心引き込まれる。思わず息を飲むラストシーンに、2人の関係がどう動いていくのか期待が高まった。
◆構成・文=牧島史佳

