
加藤清史郎が主演を務めるドラマ「スピナーベイト」(毎週火曜深夜1:30-2:30、フジテレビ系/FODでも配信※関東ローカル ※第2、3話は1:50-2:20、第4話以降は1:45-2:15)の第3話が、7月14日に放送された。内(萩原護)が恐喝によりポイントを稼いだことで、三井(加藤)が“スピナーベイト”内で単独最下位となってしまう展開が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)
■ヒエラルキーに縛られた少年たちの日常を描くクライム・サスペンス
本作は、漫画「セトウツミ」やアニメ「オッドタクシー」(2021年)のオリジナル脚本、ドラマ「シナントロープ」や「ホウセンカ」の原作・脚本、週刊ヤングジャンプにて連載中の漫画「カミキル-KAMI KILL-」(原作)などを手がけるクリエイター・此元和津也氏の同名漫画を原作にした青春クライム・サスペンス。
主人公が所属する抱月北高校フィッシング部の実態は、“スピナーベイト”と名乗る恐喝まがいの自警団だった。強引に犯罪を取り締まり、稼いだポイントによって絶対服従の序列が決定する。そんな組織だと知らずに入部してしまった平凡な高校生・三井宏太は、いまだゼロポイントの序列最下位。
そんなある日、町で連続殺人事件が発生する。なりゆきで犯人を追うことになった三井は、事件の渦中に放り込まれていく。事件を境に“スピナーベイト”内の序列も変化し、人間関係が歪に絡まっていく中、傍観していた三井は事件の核心に迫るにつれ、次第に当事者として現実に向き合うように。ヒエラルキーに縛られた少年たちの日常の裏で、巧妙に散りばめられた違和感が姿を現していく。

■「次に弱いやつがオメガになる」最下位へ転落した三井を襲う理不尽な暴力
恐喝によりポイントを獲得した内を責める三井。しかし内は「さっきから誰に口聞いてるんだよ。内くん、だろ?三井、俺のこと心配している場合じゃないよ。魚の群れからオメガ個体を取り除いたらどうなると思う?次に弱いやつがオメガになるんだ」と蔑むような冷たい態度を示す。
さらに玉城(高橋侃)や火原(桃児)の標的も三井へと移り、理不尽な暴行をただ受け入れるしかない三井。玉城に強要された内も、彼らに同調するように三井を痛めつけ、三井は自分がヒエラルキーの単独最下位に転落した現実を思い知るのだった。
その後、高橋(吉澤要人)に呼び出された三井は、彼から「他人の不幸を見たいからスピナーベイトに入った」という悪意に満ちた本音を告げられる。さらに高橋は「おまえがリスト持ってきたときの三井の顔が傑作でさ…」と不穏な笑みを浮かべ、大量のリストと独自に入手した犯罪者の情報を三井に手渡すのだった。

■上田家が抱える歪な家庭環境と、幼なじみ・メグが寄せる心配
ある日、三井は再び上田(吉田晴登)の自宅を訪れ、彼の引きこもりの兄のふりをすることになる。精神的にバランスを崩してしまった上田の父(山中聡)は、自分の隣に黒いトルソーを並ばせ、「この人と再婚しようと思う」と異常な宣言をするのだった。
他人の家のことだからと、深入りせずやり過ごそうとする三井。しかし、上田の幼なじみ・メグ(南琴奈)は、父親が働けなくなったことで進学を諦めざるを得なくなった上田を深く心配していた。

■「これからはおまえがトップだ」吉見から手渡された500万がもたらす大逆転
高橋から得た情報をもとに、三井は新たなターゲットである青年の後を追う。学習塾から出てきたその青年は、通りすがりの女子高生を暴行して逃走。一部始終を目撃した三井はナイフを片手に追いかけ、青年を捕らえてリストに個人情報を書き込むよう詰め寄る。
一方、三井は吉見(駿河太郎)と再会を果たす。吉見は「俺は正義の味方だ。スピナーベイトのような犯罪集団がいるなら一網打尽にしたい」と語り、亀貝(吉村界人)との接触を画策。さらに「疑似餌をあえて食うんだ。おまえは尻尾で、俺は頭だ」と不敵ににやりと笑う。
そして、玉城のポイント数を聞いた吉見は、分厚い茶封筒を三井に差し出し、「1000円で0.1本。500万で500ポイントだ。三井宏太、これからはおまえがトップだ」と言い放つのだった。
■豹変した内の姿に悲鳴、歪すぎる上田の父親に「怖すぎる」と震撼の声
三井が単独最下位になり、親友であった内との関係性が残酷に変化してしまった今回。SNSには「内くん人が変わってしまった…」「単独最下位になった瞬間虐められるなんて…」と、急激な関係崩壊に対する悲鳴のようなコメントが集まった。
一方、上田の父親がトルソーを恋人のように抱える異様なシーンには、「お父さん怖すぎ!」「お兄さんが一度も出てこないのが気になる…」「上田くんは一人でこの環境を抱えているんだろうか」と、その不気味さと上田の境遇に同情する声が多数寄せられている。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

