
この話の主人公は、独身街道をまっすぐに進む33歳の芹澤まことである。ある日、彼女の目の前に“死神”を名乗るおじさんが現れ、「さきほどあなたの旦那さんが亡くなりました」と宣告する。



「そんな…あの人が…」と、ノリで悲しんでみたものの、彼氏すらいないまことには思い当たる人物がいなかった。よく話を聞いてみると、「未来で夫になる予定だった人が亡くなった」ことが判明。出会ってもいない相手のためピンとこなかったが、死神から「このままいくと、あなた一生独身です」と言われ呆然。本来結婚するはずの相手がうっかり死んでしまったと聞き、まことは激怒するのだった。
■コントのような掛け合いから生まれるファンタジー
本作『婚活行進曲』の作者は、2024年9月から主要漫画アプリで『ぼくのご主人は毒をたべる』を連載中のさとう海松さんだ。同作は黒猫と飼い主の甘い生活を描き、猫好きを中心に好評を博している。
さとう海松さんに本作の制作秘話を聞いたところ、もともとコントが好きで、漫才のような掛け合いをする恋愛コメディを描きたいと考えたことがきっかけだという。
「普通の恋愛コメディ設定よりはちょっとファンタジックな要素も欲しくて…!それで『もし運命の相手が何らかの不慮の事故に遭ってこの世からいなくなってしまっていたらどうなるのか…』『しかもその人が幽霊になって現れて、独身決定となってしまった自分の恋愛の指南役になったら面白そうだな』と思って描きました」と語る。
■未来の夫との初顔合わせは夫婦ゲンカ!?
読者からは続編を望む声も上がっているが、現在のところ予定はないとのこと。しかし、さとう海松さんの構想では「2人で婚活に励む一方、未来で結婚するはずだった男性の死の真相なんかも徐々に明らかになっていく…」というミステリー要素を含んだ設定もあったそうで、「もし時間ができたら続きを考えるのも楽しそうですね…!」と明かしてくれた。
本作では、うっかり死んでしまった“元旦那(!?)”の霊が登場し、死神を交えた3人で今後について話し合う。その最中、元旦那は「俺本当にこの人と結婚する予定だったんですか…?」「なんというか…チョイスが意外っていうか…」と失礼極まりない発言を連発。初顔合わせとは思えないほど息ピッタリな2人のゲンカも見どころである。
取材協力:さとう海松(@kuronek11565753)
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