
コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、カゲワサビさんが描く『中学生の時のやらかし話』をピックアップ。
カゲワサビさんが5月7日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、2,000件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、カゲワサビさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
■中学時代の“やらかし”

体調を崩し学校を休んでいた中学時代のカゲワサビさん。寝ているだけで暇だったため、ペンでお腹に落書きをすることに。その後、母親に連れられ病院へ。診察室に入ると医者から
「お腹見せてください」
と言われ、落書きしたお腹を見せることに。しかし、落書きされたお腹を見た医者は無反応。逆にすごく恥ずかしい思いをしたカゲワサビさんは、
「もう二度とお腹に顔を描いて診察に行かない」と誓ったのだった。
作品を読んだ読者からは、「お腹で笑わせようとする患者は一日に数人はくるらしい」「このまま妊婦健診行ってしまったことある」など、反響の声が多く寄せられている。
■作者・カゲワサビさん「『定番の笑い話』になっていたエピソード」

――『中学生の時のやらかし話』を漫画作品にしようと思ったきっかけや理由などをお教えください。
この話は、自分の中でもかなり長いあいだ「定番の笑い話」になっていたエピソードでした。
人に話すたびに笑ってもらえることが多く、「これは身近な人に話して終わりにするより、漫画にしたほうがもっといろいろな方に楽しんでもらえるのでは」と思ったのがきっかけです。
当時はかなり焦った出来事だったのですが、今振り返ると自分でもおかしくて、漫画にしたら楽しい話になるのではと思いました。
――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
熱冷ましのシートをおでこに貼りながら、服をお腹までめくり上げて、満足そうにしているシーンが特に気に入っています。
本人はその時点では完全に「これで大丈夫」と思っているのですが、そのあとにひどい目に遭うことがわかっているので、今見るとかなり間抜けで愛おしいシーンだなと思います。
自分の中では、当時の真剣さと、今振り返ったときのおかしさが一番よく出ている場面です。
――X(旧Twitter)の投稿には多くのいいねやコメントが寄せられましたが、特に印象に残っているコメントなどはありますか?
写真つきで「私もこのまま妊婦健診に行ってしまったことがあります」と引用コメントしてくださった方がいて、それがとても印象に残っています。
自分だけのやらかしだと思っていたのですが、まさか似たような経験をしている方がいるとは思わず、とても驚きました。
「それはたしかに恥ずかしい…!」と思うと同時に、自分だけじゃなかったんだと勇気づけられました。
――普段日常体験をエピソードに描くうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。
日常体験を漫画にするときは、実際にあった出来事の面白さが、読んでくださる方にもちゃんと伝わるように意識しています。
そのまま描くだけだと伝わりづらい部分もあるので、漫画として読みやすくなるように構成やテンポは調整しています。
一方で、出来事そのものの空気感や、その時の自分の感情はなるべく大事にして、「本当にありそう」「自分にも覚えがある」と思ってもらえるような描き方を心がけています。
――カゲワサビさんが今後挑戦してみたいジャンルやテーマがありましたらお教えください。
これまでも日常の体験談や共感系の漫画に加えて、読んだあとに少し発見があるような漫画を描いてきたのですが、今後はそうした方向もさらに広げていきたいです。
笑える話や身近なエピソードの中に、ちょっとした知識や新しい視点が入っているような作品に興味があります。
難しいテーマでも、漫画として楽しく読めて、気づいたら少し世界の見え方が変わっているようなものを描いていけたらと思っています。
――最後に読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
作品を読んでくださった皆さま、ありがとうございます。
自分の中では恥ずかしかった出来事も、漫画にして読んでいただくことで、笑ってもらえたり、共感してもらえたりするのがとてもうれしいです。
今後もX(@aoikageyama)など、さまざまなSNSで漫画を発信していく予定ですので、見かけた際には読んでいただけたら幸いです。

