
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は2026年4月17日にX(旧Twitter)に投稿された『告白のすきまで』をピックアップ。
本作は同人サークル「ユーリカ」のtsukeとraccoによる百合アンソロジー第二弾に収録されている作品。作者のtsukeさんが本作をX(旧Twitter)に投稿されたところ、3.000件近くの「いいね」と共に反響コメントが寄せられた。本記事では作者のtsukeさんにインタビューを行い、本作について語ってもらった。
■自分の気持ちを好きな人に聞かれてしまって…

校舎の裏で猫を相手に一人、“茅乃”へ自分の気持ちを打ち明けていた紗智。そこに偶然当の茅乃が通りがかる。思いもかけず、紗智の本当の気持ちを知ってしまう茅野…。友達だと思っていた紗智が抱く自分への想いに、動悸が止まらなくなる茅乃。実際に「告白されたらどうしよう」…、うっかり聞いてしまった瞬間から紗智のことが頭から離れなくなって…。
好きな人を想うトキメキ、告白までのドキドキ。読者からは「心からお礼がいいたい」「とても良いものが見れました」「素晴らしい」など多くの反響が寄せられている。
■tsukeさん「感情の奥深さと複雑さを切り取りたい」

――『告白のすきまで』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
もともとCOMITIA153で『サークル「ユーリカ」百合アンソロジー』という同人誌を出しておりまして、COMITIA154で本作を収録した百合アンソロジー第2弾を制作したのがきっかけです。
制作当時は何を描こうか迷っていたり〆切が迫っていたりと苦心しましたが、好きなキャラクターや好きなシチュエーションを詰め込んだ結果、本作の形が見つかりました。
――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
紗智の告白宣言から告白に至るまでのすき間の中で、はやる気持ちでアプローチしてくる紗智、気持ちの整理がつかず揺れ動く茅乃、そして二人が何を選択していくのかを見守っていただけたら嬉しいです。
また、感情に振り回されてせわしなく変化する二人の表情もこだわって描いたので、そちらにも注目していただけたらと思います。
――本作の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
冒頭、紗智の「茅乃に告ろうと思う」という宣言を盗み聞きしてしまって茅乃がドキドキしながら隠れるシーンでしょうか。
紗智を友達と認識していたからこその動揺、しかし友達だからと言って拒絶することのない、恋愛対象として受け入れられる可能性が見え隠れする、そんな茅乃の複雑な内面が見て取れる好きなシーンです。
クールビューティーな感じの茅乃が取り乱す様は面白くもあり可愛らしくもありますね。
――女の子の恋愛を描くうえで、こだわっていることがあればお教えください。
多くの場合、恋愛感情はしばしば本音と建前がぶつかり合ってままならない状況を作り出し当人たちを翻弄してしまう、いい意味で面倒くさく面白い側面を持っています。
女の子は特にそういった感情の奥深さと複雑さを持っていると感じており、その一言では言い表せない感情の在り方を多角的に切り取ることができれば、キャラクターとして愛おしいものになるのではないかと考えています。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
本作も収録された同人誌『サークル「ユーリカ」百合アンソロジー』シリーズ(現在1~5巻)は今後も続刊を作り、即売会や配信サイトなどで発表していく予定です。
それとは別に新規の企画も独自に展開していきたいと考えておりますので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。

