
普段は素っ気ない距離感ながら、プライベートでは自分にベタ惚れな幼馴染の少女。それは単なる二面性ではなく、「恋する人格」と「そうでない人格」の差だった……。
たけみつ(@take_samurai1)さんの創作漫画「恋心は解離する」は、幼馴染に対して正反対の人格を抱える少女と、それぞれの人格と向き合う少年を描いた恋愛漫画シリーズだ。
多重人格という題材を真摯に捉えながらも、コミカルで甘酸っぱいシチュエーションにSNS上で多くの反響が寄せられた同作。そんな同作のあらすじを紹介するとともに、Amazon Kindle インディーズの電子書籍版にも2000件の評価が集まる人気作が生まれたきっかけを、作者のたけみつさんに取材した。
■「恋心は解離する」美しいタイトル回収に絶賛の声



本作「恋心は解離する」は、1人の少女に宿る2つの人格と、1人の少年が織りなす切ない恋愛を描いた物語だ。
主人公・秋月空は、幼い頃から一緒に過ごしてきた幼なじみのフミに対し、成長するにつれて素直に接することができなくなってしまう。しかしその一方で、空の中から切り離された恋心は、副人格「雨」となって現れ、フミへまっすぐな愛情を惜しみなく注ぐようになる。クールでどこか距離を置く空と、甘えん坊で愛情表現が豊かな雨。同じ姿をしていながら正反対の性格を持つ2人の間で、フミの心は少しずつ揺れ動いていく。そして物語は、2つの人格がお互いに影響を与え合いながら、思いもよらない結末へと進んでいく。
作者のたけみつさんは、「二重人格のキャラクターを描いてみたい」という発想から本作が生まれたと語る。物語序盤では、クールな空と愛情表現がまっすぐな雨という対照的な性格を意識し、物語が進むにつれて、それぞれが少しずつ変化し成長していく姿を丁寧に描いたという。また、空と雨は見た目が同じだからこそ、笑い方や表情の違いだけで「今どちらの人格なのか」が伝わるよう細かな描写にもこだわったそうだ。
さらに、読者から「タイトル回収が鳥肌もの」「最高の終わり方だった」と大きな反響を呼んだラストシーンについては、実は連載終盤になって思いついた演出だったことも明かしている。恋心や葛藤を繊細に描きながら、読み終えたあとにタイトルの意味が心に深く残る本作を、ぜひ読んで欲しい。
取材協力:たけみつ(@take_samurai1)
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