奥山葵“日向子”、女子高校生のふりをして初の聞き込み取材へ 行方不明の女子高校生の情報を入手<スクープのたまご>

奥山葵“日向子”、女子高校生のふりをして初の聞き込み取材へ 行方不明の女子高校生の情報を入手<スクープのたまご>

日向子(奥山葵)が考えた”女子高校生ルック”について聞かれた村井(夙川アトム)は答えに困る
日向子(奥山葵)が考えた”女子高校生ルック”について聞かれた村井(夙川アトム)は答えに困る / (C)TBS

ドラマストリーム「スクープのたまご」(毎週火曜深夜0:58-1:28、TBSほか/TVerにて配信あり)第2話が10月14日に放送され、新米記者・日向子(奥山葵)が初めて聞き込みや裏取りに行き、望まぬ仕事で心身共に疲弊する自分に疑問を感じる反面、どこかでやりがいを感じ始めている様子も見せ始めた。また、「連続不審死事件」の相関図のホワイトボードが登場し、今後のサスペンス展開を予感させた。(以下、ネタバレがあります)

■スクープと向き合い、記者として成長していく姿を描く

本作は、大崎梢原作の同名小説をドラマ化。大手出版社の週刊誌編集部に異動となった入社2年目の信田日向子が、芸能ネタや横領、不審死事件など、さまざまなスクープと向き合い、記者として成長していく姿を描いていく。有名週刊誌への綿密な取材によるリアリティー満載の描写で、週刊誌編集部の裏側も知ることができるのぞけるようにもなっている。
「スクープのたまご」第2話より
「スクープのたまご」第2話より / (C)TBS


■うその情報を見破れるようになってきた日向子

編集部に「人間の手をくわえた猫を見た」という情報提供の電話がかかってきた。その電話を受けた日向子は、先日ガセネタに振り回された際にデスクの北浜(赤ペン瀧川)に言われた「ハナからだましにかかるバカにいいように踊らされるんて、まっぴらだろ?」との言葉を思い出し、慎重に対応した。その結果、謝礼目当てのうそだと分かったが、またもやスクープネタにありつけなかった日向子はガッカリだ。

■日向子、初の聞き込みに

そんな彼女に、先輩記者の村井(夙川アトム)が聞き込みの依頼を。品川で不慮の事故死をした女性の写真に2ショットで写っている女子高校生・まどか(崎本紗衣)に、被害者について話を聞きたかったのだが、まどかが行方不明になっていることが判明。まどかについての手がかりがほとんど無い中、昨年秋から数カ月アルバイトをしていたとの情報を村井はつかんでいた。「駅前のショッピングモールの中の、若い女の子が好きそうな洋服屋」とまでは分かったが、具体的にどの店かが分からないため、日向子に突き止めてほしいというのだ。

日向子は、「まどかの母親に頼まれて、行方不明の同級生を探している高校生」という設定で聞き込みに行くことになった。が、彼女は今どきの「高校生っぽい服装」がどんな感じなのかが分からず困惑。村井に尋ねたところで、おじさんが分かるはずもなく、村井は「社会人っぽく見えなければ、それでいい」と、丸投げで行ってしまった。

彼女なりに考えた“女子高校生っぽい”服装(正直、かなりダサい…)で単身モールに行き、「“橋本まどか”がバイトしていなかったか」「まどかは最近家に帰っていないらしい…」という2点を伝えながら、いくつも店を回って聞き込みをした。塩対応をされたりしながらも、日向子は「まどかは高校生であることを隠してバイトしていた」こと、「モデルに憧れていてオーディションのためのセミナーを受けようとしていた」ことなどをつかんだ。それ以上のことは分からなかったが、日向子はまどかの写真を見ながら、「大きな事件に巻き込まれずに、無事に帰ってきてほしい」と願うのだった。
”女子高校生”というより中学生の部屋着のよう…
”女子高校生”というより中学生の部屋着のよう… / (C)TBS


「記事の質」について、今一つ理解できない様子の阿久津(大倉空人)
「記事の質」について、今一つ理解できない様子の阿久津(大倉空人) / (C)TBS

■「記事の質」とは

編集部に戻り、聞き込みの結果を報告すると、成果があったことを誉められ、まどかは上機嫌。「たとえ空振りだったとしても、とことん調べることに意味がある。週刊誌の本質は、空振りと無駄足の積み重ね。そこをおろそかにしたらおしまい」と言った北浜に、阿久津(大倉空人)が「おしまい」の意味を尋ねた。

阿久津の問いに、北浜は「記事の質」と答えた。活字にならないような細かい部分にどれだけ手間暇をかけるかが重要、手を抜いたらあっという間に質が落ちる。そうなれば信頼を失うのだと説明し、「信頼を失うと…週刊誌は“おしまい”だ」との北浜の言葉が、今一つピンと来ない表情の阿久津。そんな彼に、村井は「おいおい分かってくるよ」と語りかけた。日向子も今回、(自分的には)かなり苦労をしたのに、記事にならない部分だったのか…と、どっと疲れが出た様子だった。

■初の裏取り調査に新潟へ

会議が終わった途端、村井は彼女に新潟行きを命じた。彼は、久保塚恒太(相馬理)という27歳の男性を追っているようだった。久保塚は10代の頃に傷害事件を起こし、新潟で渡辺という保護司の世話になっていたが、その後、知人を頼って上京。渡辺は現在、都内の介護施設に居るようだが、念のために新潟の住居に「絶対に居ない」と確認してきてほしいというのだ。“裏取り”も大切な仕事の一つだ。

村井は、日向子に「家のチャイムは必ず押す」「反応が無くても、電気やガスのメーターが動いてないか確認」「家の周りはとりあえず1周する」と、やり方を伝授した。

翌朝、新潟に向かった日向子は日帰りの予定だったが、帰り道で迷ったところに大雨に降られ、その上携帯の充電が切れるという最悪の事態に。山奥で真っ暗の中、パニックになった彼女は、昼間に聞き込みで訪ねた家庭に飛び込み、充電だけでもさせてほしいと泣きついた。その家庭の老夫婦は、日向子に泊っていくように言い、久々に人の優しさに触れた彼女は、つかの間の安らぎを感じた。だが、風呂に浸かりながら「自分は何をしているのか…こんなことをするために出版社に入ったんじゃないのに…」と、望まない仕事で疲弊する自分に落ち込むのだった。

日向子は、同期の明日香(黒瀬ひな)「今度変な仕事を振られたら、絶対に断ってやる」と愚痴るが、明日香に「ひそかにやりがいを感じてきてるんじゃないの?」と言われ、即座に否定することができなかった…。
取材先の新潟の山奥で、道に迷った上にスマホの充電も切れて、日向子(奥山葵)はパニック!
取材先の新潟の山奥で、道に迷った上にスマホの充電も切れて、日向子(奥山葵)はパニック! / (C)TBS


■村井が追う「連続不審死事件」

一方、村井は編集部の会議室で「連続不審死事件」と書かれたホワイトボードを見つめていた。何人もの被害者の中に、先の品川の女性の名もあり、関連でまどかの名前も書かれていた。そして、「事件当日 一緒にいた」と書かれた矢印の先には「久保塚恒太」の名前と「指名手配犯 逃走中」の文字。

今後、この事件がドラマの核になっていくようだ。どのような展開を見せるのか、今後名前が挙がる人物一人一人に注意を払いながら見ていきたい。

◆文=ザテレビジョンドラマ部
同期に週刊誌の仕事にやりがいを感じ始めてるのでは?と指摘された日向子(奥山葵)は…?
同期に週刊誌の仕事にやりがいを感じ始めてるのでは?と指摘された日向子(奥山葵)は…? / (C)TBS


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