設営時のチェックポイント

写真:PIXTA
焚き火台を設置する場所、テントやタープと焚き火台の位置にもポイントがあります。それぞれのポイントについて、見ていきましょう。
燃えやすいものが近くにない場所で
枯れ草などの燃えやすいものが近くにない場所を選びましょう。地面に落ち葉などが積もっている場合には、払いよけて焚き火をする場所を作ります。
芝生の上もできれば避けたいですが、他に場所がないときは背の高い焚き火台で熱を遠ざけ、耐熱シートを併用してください。
木のすぐ近くや、頭上に木の枝が張り出している場所も、炎の熱で木を傷めてしまう恐れがあるので避けましょう。
風向きを確認してテントやタープを設置
テントやタープは、火の粉が飛んで穴が開かないよう焚き火台の風上に、少なくとも3mほどの距離をあけて設置します。近くに人がいるときも、風向きを見ながら相手に煙や火の粉が向かない場所を選びましょう。
火の粉はどこまで飛ぶ?

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火の粉とは、薪などが燃えるときに舞いあがる炎のかけらです。火災現場では50~200m、風の強さや空気の乾燥具合によっては2㎞以上飛ぶこともあります。
風速5m/s超は中止判断
風の強い日の焚き火は危険です。焚き火を中止する目安は風速5m/s以上あり、葉っぱが絶えず動き、旗がはためく程度です。強風注意報・警報が出るレベルではありませんが、火事になると延焼の危険が高まります。
