■前年比61%増、「メンズ日傘」市場が爆発的に拡大する背景
メルカリにおける「メンズ日傘」の取引は例年7月にピークを迎えるが、その成長スピードは圧倒的だ。2025年7月の購入者数は前年同月比61%増を記録し、レディースの伸び率(7%増)を大きく引き離している。

直近2026年のデータでは、本格的な夏前の4月時点で前年同月比18%増、5月時点で16%増と、すでに昨年を上回るペースで推移。連日の酷暑により、男性の間で日傘が「熱中症リスクから身を守るための防衛策」として定着し、購入時期の前倒し(早期化)が顕著になっている。
■主役は40代・50代
「日傘男子」というと美容に意識を向ける若年層をイメージしがちだが、実際に動いているのは実利を重視する層だ。2026年1〜5月の購入者データでは1位が40代、2位が50代、3位が30代の順となった。特に40代は前年同期比で最も割合を増加させており、外出機会が多く体調管理が欠かせない世代を中心に、実用的な利用が深く浸透している。
■ヒットのキーワードは「ハイスペック」と「ポータビリティ」
男性が日傘を選ぶ基準は、デザイン性よりも圧倒的に「機能性」だ。人気ブランドランキングと取引傾向には、その特徴が色濃く反映されている。

メンズ日傘取引の約95%が折りたたみ傘に集中している。バッグに収まりやすく、必要な時だけ取り出せる「いかに涼しく、コンパクトに持ち歩けるか」というスペックと携帯性の両立が購入の絶対条件となっている。


■今後のゆくえ
「雨をしのぐ道具」から「酷暑から身を守るハイスペックなギア」へ。男性たちの間で日傘の価値がアップデートされつつある。今後は、さらに軽量化を極めたモデルや、ポケットサイズの超ミニマムモデルなど、男性の「ポータビリティ」へのこだわりに特化した製品の開発がさらに進むと予想される。

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