今田美桜“遥”の知られざる過去が明らかに…医療ドラマ「クロスロード」本編とリンクするスピンオフの魅力

今田美桜“遥”の知られざる過去が明らかに…医療ドラマ「クロスロード」本編とリンクするスピンオフの魅力

スピンオフドラマ「クロスロード・カルテ」第1話より
スピンオフドラマ「クロスロード・カルテ」第1話より / (C)テレビ朝日

今田美桜が若き救命医を演じるドラマ「クロスロード ~救命救急の約束~」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系/TELASAにて配信)。人の命を救うため、時には組織の判断や規則を超えて行動する主人公・春木遥(今田)らの奮闘を描いた同作のスピンオフドラマ「クロスロード・カルテ」第1話が、動画配信プラットフォーム・TELASA(テラサ)にて本編第2話終了後から独占配信をスタートした。そこで本記事では、本編の物語や主人公の魅力に加え、登場人物たちの関係性をより深く味わえるスピンオフの見どころを紹介していく。

■救命医、救急隊員、警察官がそれぞれの立場から命と向き合う

「クロスロード ~救命救急の約束~」は、横浜湾岸病院の救命救急センターを舞台に、救命医・遥をはじめ、救急隊員や警察官らが命を守るために奔走する姿が描かれる。それぞれ異なる立場やルールの中で働く登場人物たちが、救急の現場という“交差点”で出会い、時に対立しながらも患者と向き合っていく。

本編第1話では、急患の対応に追われる横浜湾岸病院へ、受け入れを断ったはずの重症患者が運び込まれる。搬送を独断で許可したのは、当日非番だった遥。救急車のサイレンを聞いた彼女は交通事故現場へ走り、何としても患者を助けようと、自身が勤務する病院へ搬送する決断を下したのだった。

先輩救命医・桐生昴(磯村勇斗)やベテラン麻酔科医・権野正造(船越英一郎)らの尽力によって患者は一命を取り留めるが、病院では別の難題が持ち上がっていた。意識不明のまま身元が分からないホームレス患者について、治療費や医療リソースの観点から“延命治療の停止”が決定されたのだ。

患者を孤独なまま見送ることに納得できない遥は、救急隊員・渋川輝(寛一郎)と警察官・横峯健斗(泉澤祐希)に身元調査への協力を依頼する。医療の限界や組織の判断、家族の思いが複雑に交錯する中、遥は人として、そして救命医として、簡単には答えを出せない究極の選択を迫られていく――。

■患者の小さな異変を見過ごさない遥

今田が演じる遥の真っすぐさは本編第2話でも発揮される。顔にケガを負い、転倒したと話す一児の母・影山静香(呉城久美)の様子に違和感を覚えた遥は、離婚調停中の夫によるDVの可能性を疑う。しかし、桐生からは患者のプライベートに踏み込みすぎないようたしなめられてしまう。

一方、シングルマザー・山下千春(鈴木愛理)の不在中、8歳の長女が激しい喘息発作を起こし、5歳の妹が119番に通報。救急隊員の渋川が横浜湾岸病院へ搬送し、遥と桐生が治療にあたるが、唾液から睡眠薬の成分が検出される。“母親が薬を飲ませたのではないか”と考えた遥は、渋川、横峯とともに山下家を訪問。妹の腕に残された不審なアザや、千春が声を荒らげる姿を目撃し、虐待の可能性を疑い始める。

医師はどこまで患者や家族の事情に関わるべきなのか…。その境界線を意識しながらも、遥は目の前の傷や症状だけで判断せず、言葉にならない異変を見逃そうとしない。もっとも、その選択は必ずしも正しい方向へ進むとは限らず、強い正義感が思い込みや先走った行動につながる危うさもはらんでいる。

それでも遥の根底にあるのは、“助けを求めている人を諦めたくない”という揺るぎない思いだ。組織のルールや職務上の境界と向き合いながら、正解のない状況でも自ら考え、責任を引き受けようとする。そんな遥のまっすぐな行動が、患者や家族の心にどのような変化をもたらしていくのかも、本作の見どころの一つとなっている。

■遥の“医者を目指したきっかけ”が描かれるスピンオフ第1話

そして、遥、横峯、渋川の3人を中心に描かれるスピンオフドラマ第1話「遥の約束」では、本編第2話で助けた少女・冬香から届いた手紙をきっかけに、遥が“医者を目指した理由”が明かされる。

はじめは感動的な手紙の内容を想像して身構える横峯たちだったが、封筒に入っていたのは、3人の職業をモチーフにしたイラストシール。言葉でつづられた手紙ではなかったものの、そこには冬香の「ありがとう」という気持ちが込められていた。かわいらしい贈り物に3人が頬を緩める同シーンは、緊迫した本編とは一味違う、穏やかな空気に包まれている。

さらに会話は、遥の並外れた正義感や行動力へと及んでいく。しっかりとした信念を持って、「規則を守るよりも子どもを守る方が大事」と迷わず言い切れる遥の原点は一体何なのか。横峯や渋川の素朴な問いをきっかけに、普段は前だけを見て突き進む遥が、自身の過去について語り始める。
本編では患者を救うために迷わず行動する遥だが、スピンオフでは、そんな彼女を支えている思いや心の奥にある葛藤の一端が浮かび上がる。同時に、遥の話に耳を傾ける横峯と渋川の人柄や、職業を超えて育まれてきた3人の絆にも注目したい。

冬香から贈られたシールを新たな“お守り”に、それぞれの現場へ戻っていく3人。スピンオフドラマ「クロスロード・カルテ」の第1話「遥の約束」は、本編で描かれる緊迫した救命の物語を補いながら、登場人物たちをより身近に感じさせてくれるエピソードに仕上がっている。

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