旅人は昭和脳の持ち主で、妻は夫を支えるのが当たり前といった考え。真佐美が実母の看病をすることに難色を示し、娘たちにはお弁当は自分のお金で買えと命令する有り様で離婚に発展。家事ができない旅人は、同僚の提案で離婚後も同居して家事を教えてもらうことに。順調に思えた矢先に事件が勃発。娘が夕食を準備するも、旅人は無視して料理を開始。大ゲンカに発展し、真佐美は娘にフォローを入れますが「パパは料理のできる自分を見せたいだけ」と言う娘の意見に激しく同意し…。
「でも…こんな親子関係のまま離れ離れになっていいの?」
このままでは良くないと感じ真佐美は旅人の部屋へ。「私と結婚したくなかったの?」と質問すると、予想外の質問に旅人は「は?」と慌てる様子。結婚のきっかけが妊娠だったため、責任を取るために本当は家庭を持ちたくなかったのか気になったよう。
「お前の方こそ結婚するつもりはなかったんじゃないか」と真佐美に言い返しますが、真佐美は予想外の妊娠に戸惑いはありつつも結婚できて嬉しかったと答えます。だからこそ、旅人のこの十数年は初めから必要なかったんじゃないかと疑問に思ったよう。
マイホームを早々に手放すことになり、娘たちとの別れが予定よりも早くなってしまうことなど、寂しさや後悔など、そういった感情を聞き出しますが…。
「寂しいかどうか、そんなのわからん!」と突き返されてしまい














娘さんたちと旅人さんとの関係を心配している真佐美さん。このままでは「娘との約束を無視して娘が作ったカレーを食べなかった父親」という記憶が残りかねないと危惧していますが、旅人さんの考えは違うよう。
しかし、それは子どものためではないよね?と問われると旅人さんは本心を突かれた様子。カレーを食べたくなかったという自分の気持ちを優先したことを詰められるのでした。
旅人さんは、自分の気持ちをうまく言葉にできず、娘さんたちとの別れにも向き合いきれないようです。しかし、気持ちを伝えないまま離れてしまえば、娘さんたちには「自分たちは大切に思われていなかった」という記憶が残ってしまうかもしれません。
家族だから言わなくても伝わると思っていても、言葉や態度にしなければ届かない気持ちもあります。後悔を残さないためにも、大切な人には、伝えられるうちに素直な思いを伝えていきたいですね。
※画像の一部にAI生成画像を使用しています
著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実
