佐々木蔵之介&中川大志、“異質な存在”との邂逅を描く作品への思い「それを受け入れるには時間がかかるのかな」<ALIUS>

佐々木蔵之介&中川大志、“異質な存在”との邂逅を描く作品への思い「それを受け入れるには時間がかかるのかな」<ALIUS>

連続ドラマWー30「ALIUS -特定事象捜査ファイル-」(WOWOWプライム)に出演する佐々木蔵之介、中川大志
連続ドラマWー30「ALIUS -特定事象捜査ファイル-」(WOWOWプライム)に出演する佐々木蔵之介、中川大志 / 撮影=永田正雄

佐々木蔵之介主演の連続ドラマWー30「ALIUS -特定事象捜査ファイル-」(毎週日曜夜10:00-10:30、WOWOWプライム)が、7月19日(日)よりスタートする。放送を前に、主人公・佐野省吾役の佐々木と、神崎透流役の中川大志へインタビューを敢行。壮大なストーリーが展開される本作への思いや、お互いの役者としての印象、さらには盛り込まれた深いテーマに対する見解など、さまざまな切り口で語ってもらった。

■科学では説明がつかない連続猟奇殺人に挑むクライムサスペンス

本作は、「ALIUS」と呼ばれる謎の存在を巡り科学では説明不能な連続殺人に挑む、完全オリジナル脚本のクライムサスペンス。

ある日、都内の地下駐車場で、喉に4本のナイフが刺さった脳神経外科医の死体が発見される。被害者の行動には不審な点も多く、警視庁捜査一課の刑事・佐野省吾(佐々木蔵之介)は、科警研から出向中の神崎透流(中川大志)、佐野のバディである羽住杏奈(恒松祐里)と捜査に乗り出す。

だが、第2の犠牲者が出たことで事態は急転。現場に残された不可解な痕跡は、科学の常識では説明がつかない領域に侵食しているようにも見えてくる。やがて浮かび上がるのは、「ALIUS」と呼ばれる得体の知れない存在だった…。


■オリジナル脚本で描く壮大な物語に「結構なことをやるな」(佐々木)

――まずは本作の企画や台本を読まれた際に感じたこと、考えたことについて教えてください。

佐々木蔵之介:最初にこういう設定でこんな物語ですと言われた時に、「オリジナルの作品で随分壮大なことをやるんだな」と思いました。どれだけリアリティーを持ってやったらいいんだろうか、自分がどういう風にこの世界で立ち回ったらいいのかなって、「かなりチャレンジングなことを言ってくるな~」思いつつも、オファーを受けてしまいました(笑)。

この作品を撮られた山本(大奨)監督とは、以前「マイホームヒーロー」(2023年、TBS系)というドラマでご一緒したのですが、監督をやりながら、見事にチーフ助監督として撮影のスケジュールも組んでいたんです。そして映画現場にも応援に来てくれたり、いつも優しくテンパらずに進めてくれたので、「山本さんだからやろう」という(のも決め手になりました)。

「結構なことをやるな」と思ったんですけど、オリジナルの脚本で果敢に攻めている作品には参加したいなと思いましたし、現場では(自分の演じる)佐野という役が日々戸惑いながら「これあり? うそ?」という思いの先へ一歩踏み込んで、またちょっと後退して…という撮影を進めながら、この作品に取り組んでいった気はしています。

中川大志:この作品には単なる刑事ドラマには収まらない、もう一つの要素があって。まだはっきりとは言えないんですが、そこの設定をいかに説得力ある形で演じて、視聴者の皆さんに信じてもらえるかというのがこの作品のチャレンジでした。

蔵之介さんも「リアリティーを持って」と仰っていましたが、そこは僕たち俳優陣の課題でもあるとは思っていて。ただ、それをWOWOWドラマの持つ重厚感だったり、映像クオリティーだったりの中で作っていけたら、今までにはない刑事ドラマ、サスペンスドラマになっていくんじゃないかなと思いました。

あとは、今回オファーをいただいた神崎というキャラクターが、僕は台本を最初に読んだ段階からすごく好きになってしまって。今まであまりやったことのないようなカラーでしたし、いろいろ演じ甲斐がありそうなキャラクターだったので、そこもうれしかったです。

佐々木蔵之介
佐々木蔵之介 / 撮影=永田正雄/スタイリング=勝見宜人(Koa Hole inc.)/ヘア&メーク=髙橋幸一(Nestation)


――今ご自身の役柄についてのお話もありましたが、お互いの役柄の印象についてはいかがでしたか?

佐々木:神崎は面白くて。こんなこと言うと何なのですが、僕は今回佐野というキャラクターをどう作っていったらいいか迷っていたんです。でも、大志くんたちからもらうセリフであるとか、熱量であるとか、心持ちであるとか、そういうところから僕はこの役を作っていけたなと思います。

佐野という人物は、現場志向で足を使って目で見て、耳で聞いたことでしか信じないという昭和気質な、「俺はそういう人間なんだ」と言わんばかりのキャラクター設定で。あとは「妻がなぜ自分の元を去ったのか」ということを追っていく中で、壮大な真実へと繋がっていくのですが、その部分に関しては大志くんから(情報を)もらうしかなかったので、僕は本当に助かりました。僕の役を一緒に形作ってくれた相手役でしたね。

中川:蔵之介さんとご一緒できることがオファーをいただいた時に「ぜひチャレンジしたい」と思う一つの要素だったので、今回一緒のシーンもたくさんあって本当に楽しかったです。僕のキャラクターは科警研から捜査一課に出向してくるという設定なんですが、そういったことは実際にはほとんどないことらしいんです。

科警研という組織は最初僕もピンとこなかったんですが、警察組織の中の人間ではありながらも、刑事さんたちとは全くもって出自が違って。なので、佐野さんはじめ、羽住杏奈(恒松祐里)だったり、現場の人たち、見るものすべてをどういう風に感じるか、そういうところはすごく大事にしていました。

多分いろんなことが新鮮で、分からないこともたくさんあって、分からないからこそ言えることもたくさんあって。それで佐野さんをイラつかせることもあるんですが、そこはイメージをしながら演じていたところでした。

中川大志
中川大志 / 撮影=永田正雄/スタイリング=川地大介/ヘア&メーク=KUBOKI(aosora)


「ALIUS -特定事象捜査ファイル-」でバディとして事件を追っていく佐々木蔵之介と中川大志
「ALIUS -特定事象捜査ファイル-」でバディとして事件を追っていく佐々木蔵之介と中川大志 / 撮影=永田正雄

■「自由な振る舞いが神崎というキャラクターの核になっている」(中川)

――お二人の役どころは昔かたぎの捜査員である佐野と、科警研から出向中でデータを信じる神崎という正反対のバディですが、この二人の関係をどのように捉えていますか。

佐々木:神崎は「自分はこういう風に仮定します」とか、「理論上はこうなのではないですか」という見解を出してくるのですが、佐野としては疑わしいというかまだまだ信じられないので、「それは空論じゃないのか」とか「そんなことがあるか」と言いながら現場へ行っていて。

佐野は自分で見て聞いて、足で稼いでいくというタイプなので、現場へ行くたびに(神崎が語った見解に)近づいてきているなと悟っていく、そのやり取りが僕は面白いなと思っていました。

その結果、佐野は神崎の“ある行動”を現場で目の当たりにして、さらに驚くことになるんです。最初は「なんだこいつ」という印象から始まって、「でも何か言うことは合ってるな」という思いから、最後ある事態が待ち受けていて…という、2人のドラマを作っていけたので、そこは面白かったです。

中川:神崎というキャラクターは、警察組織の中でも科警研というところの研究員なので、ベースとしてそこの役職を大事に作っていったところもあります。科警研と聞いてなかなかピンと来ない方も多いと思いますが、「それって警察組織においてどういう部署なの?」「佐野さんや羽住のような刑事たちとどういう関係性なの?」「普段こうやって一緒に関わることってあるの?」というところから、関係性を組み立てていきました。


――「ALIUS」や一連の事件を巡る謎解き的な物語に加えて、捜査一課と公安による攻防など警察内部の争いも台本を拝見していて非常に読みごたえがありました。そうしたシーンなどは実際に演じられていていかがでしたか。

佐々木:捜査一課と公安のやり取りというのは、実際にはどうなのかわからないですが刑事ドラマなどではよく聞くので、佐野が公安による捜査網を掻い潜りながら、一匹狼と言いつつも神崎と連携しつつ組織と戦っていく感じは、演じていてやりがいがありましたし面白かったです。

中川:僕が演じる神崎はあまりそこ(警察組織の争い)に絡んでなかったので、むしろ「そこと関係がないところにいるキャラクター」という部分を大事にしました。

警察ってやっぱり上下関係だったり、目に見えない力関係だったりがありますが、神崎はそういうことを全く知らない、隔てられたところにいるキャラクターだからこそ勝手なことが言えるし、知らないからこその無頓着さがあって。そうした自由な振る舞いが神崎というキャラクターの核になっているかなと思っていました。

佐々木蔵之介
佐々木蔵之介 / 撮影=永田正雄/スタイリング=勝見宜人(Koa Hole inc.)/ヘア&メーク=髙橋幸一(Nestation)


■役柄へ真摯に向き合う中川の姿に佐々木が感じた“信頼”

――今回お二人が共演されて、現場でご一緒した中で改めて感じたお互いの役者としての魅力や、刺激をもらった部分などを教えてください。

佐々木:大志くんは役への向き合い方が丁寧だなと思いました。えっと…(ネタバレになるので)これは言えないな。うん…やっぱり言えないですね(笑)。

中川:言えないことは多いですね(笑)。

佐々木:大志くんは現場でも、「ここが核になる」と思ったところは「自分の中で納得してからでないと演じてはいけないだろう」という感じでこだわって役を作っていて。監督ともよく話し合って、丁寧に作っているんだなと思いました。そこが僕は信頼できましたし、だいぶ助かったところでした。

そこを丁寧に作ってくれたことで、僕の気持ちも大きく動くところがありましたし、それは視聴者の皆さんにとっても大事なところだと思います。物語の設定において“大きなうそ”をつくことはいいんですが、その中で細かなことはちゃんと積み上げてリアリティーを形にしていかなくてはと思うんです。そこを大事にして作っているのがとても良かったと思いました。

中川:(蔵之介さんは)幼い頃からたくさんの作品で見てきた方ですし、僕は今まだ20代なのですが、お芝居の仕事をしていく上で、自分がこの先30代、40代、50代とどういう年の重ね方をしていけるかなということをすごく考えていて。そんな中で蔵之介さんの存在というのは、「こうなりたいな、なっていきたいな」と思うところがたくさんありました。

現場では僕も(蔵之介さんのお芝居を)最前列でずっと見ていたんですが、完成した映像を通してこの作品の世界に入ってみると、そこでまた拾い上げられている部分もたくさんあって。そこの存在感と、語らない瞬間の生き方みたいなところは、「やっぱりすごいな」と思いました。

その“年輪”みたいなものって、(年齢を)重ねているからこそ出せるもので。現場でも思っていましたが、完成した映像を見てより思ったところがたくさんありました。自分が見ていない瞬間も、佐野さん一人のシーンもたくさんあるので、自分も「こういう年の重ね方をしていきたいな」とすごく思いました。


――撮影中に印象に残った出来事は何かありますか?

佐々木:2月に撮影をしていたんですが、ロケ先のビルは普段あまり使われていない場所だったみたいで。そのビルの地下で撮影していたある日、そこが「冷凍庫のようだった」と現場でスタッフの皆さんが仰っていました(笑)。

僕はそのシーンには出ていなかったですが、皆さんが「あれは本当にキツかった。本当に寒かった」と言っていたので、次にその場所で撮影があるとわかったときはすごく怖かったんです(笑)。後日の撮影で行ってみたら実際寒かったんですが、(あの日の寒さを知っている皆さんは)「こんなもんじゃなかったです」ってその時に言われました。

中川:蔵之介さんがいらっしゃった日は、ちょっとマシでした(笑)。でも寒かったです。

佐々木:「あそこは寒かった」という印象が大きかったな。気温も低かったし、「こんなとこでやるの? 怖っ!」という場所を選んでこられたので、余計に寒気を感じました。今回はロケがそういうところばかりでしたし、大体現場に血のりがあったし…。作品通して朗らかなシーンが全然なくて、気持ちはずっと荒んでいました(笑)。

中川:無かったですね、朗らかなシーンは。

佐々木:僕と奥さん(坂井真紀演じる辰巳薫)の回想シーンがちょっとだけあるんですが、監督も「(朗らかなシーンは) 唯一ここだけです!」って言っていましたから(笑)。なので、ここだけ大事にして演じていました。

中川:「寒かったな~」というのはもちろんあるんですが、実は僕、刑事ドラマというのが今回初めてだったんです。

佐々木:え? 普通ドラマって刑事か医者か、教師か弁護士ぐらいしかないよ?(笑)

中川:(笑)。弁護士はあったんですが、刑事は無くて。しかも今回は(警察組織の人間ではあるものの)刑事ではなくて研究員の役なので。でも、いわゆる殺人現場の規制線が張られていて、それをくぐって(現場に入って)、死体があって、手袋をつけて…というシーンは、すごく「これこれ~!」みたいな気持ちはありました(笑)。なので、個人的にはそうした現場の感じにちょっとワクワクしていました。

中川大志
中川大志 / 撮影=永田正雄/スタイリング=川地大介/ヘア&メーク=KUBOKI(aosora)


互いに厚い信頼を口にした佐々木蔵之介と中川大志
互いに厚い信頼を口にした佐々木蔵之介と中川大志 / 撮影=永田正雄

■“未知なる世界観”を形作るためのクリエイティブな対話

――先ほどお二人とも「オリジナルドラマだからこその面白さ」というお話をされていましたが、今回の役柄を演じる中で、現場で付け加えた要素などがありましたら教えてください。

佐々木:まず「ホモ・アリウス(=ALIUS)」という、今地球の頂点にいる人類(ホモサピエンス)とは異なる、分岐した存在がいるのではないかという壮大なテーマがあって、そのALIUSの特性などを(脚本家さんやスタッフさんたちが)たくさん考えて台本に落とし込んでくれていて。僕たち役者がクランクインする前にものすごい労力と作業と時間があったんだろうなとは思っていました。

そんな中で、僕は最初に台本を読んだ後、客観的に「これどうですか?」という意見をさせてもらって。それでもう一回台本を叩いて作り直してもらってから現場に入ったのですが、現場でも僕たち役者がリアリティーを持っていかなきゃいけないところもあって。

脚本に限らず、「じゃあ照明はここで、カメラのアングルでこうしよう」とか、各パートでいろんなことをみんなで協力し合いながら、この作品世界を作ろうとしていたところがありました。その“創作活動”が面白かったなと僕は思ってます。各現場、各カット、絵面に関してみんなが集結して作った感はすごくあります。

中川:僕もものすごい楽しくヒリヒリする撮影期間でした。緊張感もあり、でも本当にクリエイティブな現場だったなと。まだ見ぬ正解のないものを作っていかなきゃいけない中で、それぞれのアイデアと、それをどう成立させていくかという課題がセクションごとにあって。

神崎というキャラクターを肉付けしていく作業もすごく楽しくて、彼のパーソナリティーの部分ももちろんそうなんですが、僕の中では「科警研」という組織の立ち位置を面白くしたいという思いがあったんです。研究員が現場に同行するなんていう、本当は起きないことがドラマの中で起きているので、そこに面白さが出せたらいいなと思って。

なので、「これって多分科警研の人間は分からないんじゃないか」とか、常識が違うところのギャップというのをすごく大事にしたいなと思っていました。それが周りの人から見ると、すごい浮いて見えたり、佐野さんから見るとちょっと厄介に見えたりするポイントではあるので。

例えば神崎は現場で写真をよく撮るのですが、その設定は衣装合わせの時にアイデアを出させていただいて。あと、科警研と一口に言っても解剖をする部門もあれば、映像解析とか、いろんな部門があるらしいんです。その中で神崎は、映像解析、画像解析とかの部門にいる設定にしようと監督ともお話しして。

だから神崎は現場で写真をいっぱい撮っているのですが、「社会科見学みたいで面白いよね」とか、「何でも写真を撮って怒られちゃう」みたいな。そういう部分も膨らませていくのは楽しかったです。


■「異質なものとの共存」に必要とされるものとは

――本作ではミステリーやサスペンスといった要素もありつつ、「異質なものとの共存」について問いかけるような深いテーマ性も盛り込まれているように感じました。そうしたテーマに対するお二人の思いをお聞かせください。

佐々木:分からないもの、自分とは姿形が違うものに対する「畏怖」と「恐怖」みたいなものはありますし、見えないものに対しても、どうしても恐怖や疎外感というものはつきまとうんですが、今回の作品に関しては、僕の役はわりと視聴者目線だと思うんです。

神崎が「科学ではこういうことがあるかもしれない」と仮定を言い出す中で、佐野は「いやいや、ちょっと待って」とそれを静止することが多いのですが、僕がそれを簡単に信じ込んでしまうわけにはいかないというか。視聴者の皆さんが必ずしもそのまま設定に乗ってくれるわけではないので、僕はひとつひとつノッキングして(視聴者の代わりにツッコミを入れていた)。

やっぱり「異質なものとの共存」は時間がかかることで、一挙に理解を深めるということはないと思うんです。時間をかけて理解をしていかないと、「異能」とか「異物」とか変わったものに対しては、やっぱり自分が怖いから拒否していくんだろうなとは思います。受け入れるにしても、時間はかかるのかなと思います。(必要なのは)時間だけではなく、寄り添いであり、思いやりでもあるとは思います。

中川:現代において当たり前になっているものも、そうなるまでに時間がかかったことはたくさんあったでしょうし。やっぱり誰も知らない、分からないものって最初は怖いし、だから(受け入れられるのに)時間がかかるというのは本当にそうだなと思います。最初阻害されたり、突っぱねられたりという歴史を経て、今に繋がってきているものは本当に多岐にわたってあると思うんです。

今ってすごく情報過多、選択肢過多の時代じゃないですか。僕も「見たいものが多すぎて、結局どれを見たらいいかわからない」とか、出前を取るにしても「選択肢が多すぎてどうしよう」みたいな経験もありますし。そういう中で、簡単にいろんな情報が入ってくるので「分かった気になること」ってすごく多いと思うんです。

でもそういう中で、直接触れ合ったり、言い方を変えたりするのは労力を使うことだと思うんですけど、想像力に労力を使うことって、分かった気になっていたところのその先に進めるなと思うこともあって。

知ろうとしないと知れなかったりすることもあると思うんですが、未知のもの、新しいものをイメージだけで判断しないというか、「その先の本質的な部分に何かがあるんだろうな」という想像力というか。自分が見えている部分なんてたかが知れてるなと、みんなが思えたらいいなと思います。


――本作では「ALIUS」のある能力について描かれていきますが、お二人も作品や役柄を通して視聴者にさまざまな影響やきっかけを与えられる存在でもあると思います。ご自身の中で特に出演された作品や役柄の影響力を感じたエピソードがありましたら教えてください。

佐々木:例えば、昔僕が出演した医療モノの作品を、(新たに参加する医療ドラマで)医療指導で来られた方が「見てました」と仰っていたことはありますね。

中川:そういう世代の方も多くなってきましたね。

佐々木:「(あのドラマを見て)医者を目指しました」と言っていただくことはありますね。なので、「そういう影響力があるんだな、そういう風に思って見られているんだな」というのは確かに感じています。

中川:僕は大河ドラマ「真田丸」(2016年、NHK総合ほか)で豊臣秀頼の役をやった時にすごく反響が大きくて。やっぱりいろんな世代の方が見てくださっているんだなというのをすごく感じましたし、大阪に行った時には、地元の方が「殿、殿!」って呼んでくれたりして。

別に僕は殿でも何でもないのに(笑)、そう言ってくださるのはうれしいですし、作品のその役として自分を見てもらえるというのもうれしいです。

【写真】クールな表情を見せた佐々木蔵之介、中川大志
【写真】クールな表情を見せた佐々木蔵之介、中川大志 / 撮影=永田正雄


スタイリング=勝見宜人(Koa Hole inc.)【佐々木蔵之介】/川地大介【中川大志】
ヘア&メーク=KOICHI TAKAHASHI(Nestation)【佐々木蔵之介】/KUBOKI(aosora)【中川大志】


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