
暑さで食欲が落ちがちな時期こそ、しっかり食べて体力を保ちたいもの。そんなときに頼りになるのが、「梅干しは私にとって基本調味料」と話す料理研究家・ワタナベマキさんのレシピです。今回は、だしいらずで作れる「豚しゃぶとキャベツの梅スープ」を紹介。梅の酸味がやさしくしみわたり、暑い日でもすっと食べられます。

教えてくれたのは▷ワタナベマキさん
料理研究家、国際中医薬膳師。グラフィックデザイナーを経て料理の道へ。旬の素材を生かす料理や、母や祖母から学んだ手仕事に現代的なアレンジを加えた料理が人気。梅干しは毎年漬けており、日々の料理の必需品だそう。
梅干しのココがイイ!

食欲増進&消化機能アップをサポート!
梅干しの酸味は、暑い時期でも食欲をそそるといわれています。唾液や胃液の分泌を促し、消化を助ける働きが期待できます。
クエン酸は夏の健康対策に◎!
梅干しの酸味のもと「クエン酸」は夏バテ予防や疲労回復に役立つといわれています。また、汗で失われたミネラルの補給にもなるなど、夏にうれしい働きを期待できます。
●この特集では、塩分8%の梅干しを使っています。塩分濃度が高い梅干しを使う場合は、好みで量を加減してください。
●梅干しの健康効果は塩分10%以上のもののほうが効果が高いといわれています。塩分のとり過ぎに注意しながら、おいしい効果を試してみてください。
豚しゃぶとキャベツの梅スープ
素材の味に梅干しの味わいをプラスしただけ。シンプルなのに滋味深いスープに
【材料・2人分】
豚肩ロースしゃぶしゃぶ用肉...150g
キャベツ...150g
玉ねぎ...1/2個
さやいんげん...6本
梅干し 2~3個(約30g)
白いりごま...少々
酒
【作り方】
1.キャベツは4cm四方に切る。玉ねぎは縦薄切りにする。いんげんは3cm幅の斜め切りにする。
2.鍋に水3と1/4カップを入れて火にかけ、沸いたら酒大さじ1を加えて弱火にする。豚肉を入れ、色が変わったら一度取り出す。
3.2のゆで汁を中火にかけ、ひと煮立ちしたらアクを取る。1と、梅干しをちぎって加え(種も加える)、ひと煮立ちしたらふたをして約5分煮る。

梅干しは果肉をちぎって加えることで具にもだしにもなる。
4.豚肉を戻し入れてさっと温め、梅干しの種を除く。器に盛り、白いりごまをふる。
(1人分220kcal/塩分1.0g)
* * *
シンプルな味付けだからこそ、梅の酸味がすっと体にしみわたる一杯です。食べやすい料理を上手に取り入れて、暑い夏も無理なく乗り切っていきましょう。
レシピ考案/ワタナベマキ 撮影/川上朋子 スタイリング/久保田朋子 栄養計算/スタジオ食 編集協力/田久晶子
文=徳永陽子

