旅人は昭和脳の持ち主で、妻は夫を支えるのが当たり前といった考え。真佐美が実母の看病をすることに難色を示し、娘たちにはお弁当は自分のお金で買えと命令する有り様で離婚に発展。家事ができない旅人は、同僚の提案で離婚後も同居して家事を教えてもらうことに。順調に思えた矢先に事件が勃発。長女が夕食を準備するも、旅人は無視して料理を始め二人は不仲に。真佐美は親子関係を危惧し、旅人に「娘たちと離れることになって寂しくないの?」と質問すると…。
「今生の別れじゃあるまいし! そんなのわからん!」
真佐美は、旅人の反応にムッとし、このままでは「娘との約束を無視して娘が作ったカレーを食べなかった父親」という記憶が残りかねないと危惧します。
というのも、長女が旅人の夕食も用意してあげようと旅人に連絡し、「食べる」と返信があったため、塾に間に合うようにSNSで見たレシピで作っていたのでした。しかし、旅人は夕食のカレーをレトルトだと思い込み、連絡をせずに餃子の材料を買って作り始めます。長女は「レトルトじゃなくて二人で作った」と言いますが、「明日食べればいいだろ」と作ったカレーを蔑ろにされていました。
旅人は、おいしい餃子を食べさせてやりたいと思ったから作ったようですが「子どものためじゃなくて、旅人がカレーを食べたくなかったからでしょ?」と真佐美が冷めた表情で問いかけると、旅人は本心を突かれた様子。
離婚後、部屋に一人でこもっている旅人を娘たちが心配していたと伝えられますが…。
「カレーを作る娘の気持ち、どうして考えてあげられなかったの?」旅人はうつむいてしまい















旅人さんは、娘さんたちを喜ばせようと餃子を作ったと言います。しかし、その前に仁絵さんは家族のためにカレーを作っていました。それを「どうせレトルトだろう」と決めつけて食べず、相談もせずに別の料理を作った旅人さん。
たとえ餃子に娘さんを思う気持ちがあったとしても、先に用意されていた料理や、作った人の思いを無視してしまえば、その気持ちは届かないでしょう。
自分では「相手のため」と思っていても、本当は自分の都合を優先していないか、一度立ち止まって考えることも大切です。まずは相手の言葉や行動に込められた気持ちを受け止めたいですね。
※画像の一部にAI生成画像を使用しています
著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実
