
地毛が茶色い生徒に「うちは髪染め禁止だぞ!」と教師は注意するが、生徒は「これは地毛です」と反論する。それに対し、教師はあろうことか「髪を黒く染めろ!」と校則に矛盾する指導をしてしまう。そんな学校現場の理不尽さを5コマのギャグ漫画に昇華させたのが、漫画家の伊東(@ito_44_3)さんによる『矛盾校則』だ。生まれつき明るい髪色の生徒に黒染めを強要したり、天然パーマの生徒に「ストレートパーマをかけてこい」と命じたりする教師の姿が描かれている。
■地毛証明書の提出が求められる現代。作者の中学時代の体験がもたらした創作の原動力



現代においても、もともと髪色が薄かったりクセのある髪質だったりする場合、学校側から「地毛証明書」の提出を求められるケースは多い。読者からは「理不尽な規則をつくって従わせようとする学校はいらない」「昭和はこれが当たり前だった」といった、驚きや過去を振り返る声が寄せられている。伊東さんが本作を制作したきっかけも、まさに自身の経験に基づくものだった。伊東さんは「私の中学時代は、意図がわからない変な校則が多かったからです。髪留めの色にまで指定がありました」と当時を振り返る。学生たちは、どれほど理不尽なことであっても教師に直接意見することは許されなかったという。
■反響は5万いいね超え。毎日投稿のルーティンが生み出す、読者との共鳴と今後の展望
閉鎖的な教育現場への思いを込めて、伊東さんは「最後のオチは、そういう矛盾を『なぁなぁ』で済ます教師陣への皮肉として描きました」と明かす。これまでSNSに投稿してきた数々の作品は、描き下ろしを加えてKindleでも無料公開されている。日々多くの作品を生み出し続ける伊東さんだが、「これだけ描き続けていても、いまだに何がヒットするかはわからない」と実情を語る。「毎日投稿をルーティンにすることで計画的に作業しています。Xの反応がモチベーションに直結するので、いいね・リツイート・リプライなどいただけると励みになります!」と、読者への感謝と創作への継続的な意欲を見せた。
取材協力:伊東(@ito_44_3)
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