
早乃あかり(@akari238ffm)さんはブログで『娘のADHD疑惑・検査診断していない理由』という作品を連載中。本作は自身の子育ての実体験をもとに描かれ、娘の特性から「ADHDなのでは?」と疑い始めたという。今回は本作の23~27話をお届けするとともに、作者に当時の心境などについて話を聞いた。
※本作は著者の闘病体験を描いたコミックエッセイです。紹介している病状や治療の経過には個人差があり、医学的な見解を代弁するものではありません。気がかりな症状がある場合は、必ず専門の医療機関にご相談ください。




■「本気ですか?」発達検査を巡る担任との温度差
娘のサユミがADHDに関する検査を受けるためには、学校からの調査書類が必要だった。面談の時期、担任の先生に「検査をしてみようと考えている」と打ち明ける母・早乃あかりさん。当時のサユミは、明るく楽しそうな様子は学校でも家でも変わりなかったという。いわゆる「外ではしっかり者、家では気が抜ける」タイプで、家では面倒くさがりで手伝いもせずゲーム三昧だったが、学校ではやるべきことはきちんとこなし、人をまとめる力もあった。
そのため先生からは「本気で言ってるんですか?」と驚かれ、渡された書類は封がされていなかった。「検査をしようとする母親の考えすぎ」と突きつけられているように感じたという。
■確信と本音…「本当は障害児にしたくない」
検査当日、病院で詳細を聞くと、サユミはWISC(知能検査)を受けることになった。サユミは学校の成績がよいので、早乃あかりさんはADHDだと診断されることはないと確信した。そして、自身の奥底にある「本当は診断されたくない」「サユミを発達障害にしたくない」という本音に気づく。
■予想通りの結果と、偏見からの解放
その後、WISCの結果は予想通り「何も問題ありません」だった。当時の心境について早乃あかりさんは、「ホッとしたというのが一番でした。今振り返ると、私自身の中に発達障害に対する偏見が少なからずあったのだと思います」と振り返る。
あんなに育てにくいと感じていたが、ADHDではないと診断された以上、「ゴミを放り出しておかないで!」とあらためてサユミに注意するようになる。本来は診断がどうであれ、サユミがサユミであることに変わりはない。その後、自身が発達特性について学ぶ中で、「サユミにはADHDの気質があるのかもしれない」と自然に受け止められるようになったという。
検査で娘がADHDではないと診断されてほっとした母親の心境を描いた本作。早乃あかりさんはほかにも数多くの作品を描いているので、興味があればこの機会に読んでみてはいかがだろうか。
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

