
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『悪役令嬢の君が好き』の1エピソード『悪役令嬢の悪巧み』を紹介する。作者のふわふわのパン(押石和佳)さんが、5月30日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、1.8万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、ふわふわのパン(押石和佳)さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■王子の元婚約者の食事を細工する悪役令嬢

王子の婚約者・エカルラートは、実は敵国である魔王軍から送り込まれていた刺客。しかし、「愛した人に…嘘をつきたくなかった」とエカルラートは自白し、婚約破棄され国外追放されることに。王子の幼馴染・シャトンは、これで自分が婚約者になれると思ったものの、風紀を乱していたことからエカルラートとともに追放されてしまう。
エカルラートはなぜかシャトンを気に入っていた。それを良しとしないシャトンは、エカルラートの食事に細工をする。そして、その食事を食べたエカルラートは魔族の姿になり倒れてしまう。シャトンは罪悪感から、エカルラートの看病をすることに。回復したエカルラートにシャトンは食事に細工したことを打ち明け…。
このエピソードを読んだ人たちからは、「末永く幸せになって」「親友になる未来を所望」「涙が出てきた」「寛大な心の持ち主」など、多くのコメントが寄せられている。
■作者・ふわふわのパン(押石和佳)さん「シャトンは未熟で野心家でがむしゃらで、とっても主人公です」

――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?
一番のきっかけは友人の漫画に触発されたことです。私も未知のジャンルに挑戦すべく、思い切って描き始めました。
――『悪役令嬢の君が好き』メインキャラクターのプロフィールについてお教えください。
メインキャラクターは悪役令嬢のシャトン、悪役令嬢のエカルラート、2人に好かれている王子、シャトンの使用人たち(シュゥとアングレーズ)です。
1話の段階では主人公を決めていませんでした。でも続きを描くうちに、シャトンが「主人公は私よ!」と輝き出したため、シャトンを中心に話を回すようになりました。シャトンは未熟で野心家でがむしゃらで、とっても主人公です。
ちなみに、強くてかわいいエカルラートも、ダブルヒロインのつもりで描いています。シャトンとエカルラートがいなければ、この作品は成り立ちません!そして、男性キャラは、私が心から「かっこいい!」「好きだ!」と感じながら筆を走らせている子たちです。楽しく描いているのが読者さんに伝わっていたらいいなと思います。
――『悪役令嬢の君が好き』のなかで特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
気に入っているシーンはそれぞれの話にあります。仲直り編で言うと、シャトンがエカルラートに毒を盛って謝る時に脳内によぎった「ずっとそうやって生きてきた!」というセリフがお気に入りです。目の前の人に傷つけたことを謝りたいし謝っているのに、自分の今までの生き方を否定することへの恐怖で叫びたい。自分自身を否定することになるのが辛い。そんな震えているシャトンをエカルラートが微笑みながら「間違えちゃったのね」と丸ごと受け入れるセリフもセットで好きです。
――『悪役令嬢の悪巧み』では、シャトンがエカルラートの看病をする姿が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
この回は、エカルラートが人間じゃないことがシャトン以外にもバレる結構シリアスめの展開なので、楽しく読んでもらえるように気を配りました。ちょっと注目してほしいポイントは、王子はエカルラートの正体をシャトンにのみ伝えていたというところです。信頼されてる!
――ストーリーを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。
読みやすさと分かりやすさに気を付けています。例えば「1話ごとに山場は1ヵ所にする」などです。仲直り編は山場が1つじゃ足りないため、話を分けて投稿しました。
――今後の展望や目標をお教えください。
とにかく、全力で面白い漫画を描くことです。より多くの方に私の作品を届けたいです。そしていずれ漫画1本で生活できるよう頑張ります!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
昔から応援してくれている皆!最近見つけてくれた皆!皆のおかげで漫画のインタビュー初めて受けられたよ!ありがとう!これからもお付き合いくださると嬉しいです!

