今は亡き魔王との記憶を思い返す魔人…過去と現在が交差するエピソードに「優しさが垣間見える」の声【漫画】

今は亡き魔王との記憶を思い返す魔人…過去と現在が交差するエピソードに「優しさが垣間見える」の声【漫画】

『勇者のさだめ』より
『勇者のさだめ』より / 画像提供/可燃餅さん

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『勇者のさだめ』の1エピソード『小さくなった手』を紹介する。作者の可燃餅さんが、6月2日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、可燃餅さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

■今は亡き魔王と手を握るザラ
『勇者のさだめ』より
『勇者のさだめ』より / 画像提供/可燃餅さん


魔人であるザラは、魔王に仕える従者だった。しかし、魔王は勇者に討伐されてしまう。ザラは魔王の仇を討つために勇者一族の元へ向かった。そこで出会ったのは、勇者の弟であるアレンだ。アレンは心の拠り所であった使用人を殺され、兄を恨んでいた。アレンはザラと手を組み勇者に復讐することに。

そんな中、ザラは魔王が生きていた頃を思い返す。ザラの手を強い力で握る魔王。しかし左右で手の大きさが異なるため、不便だと感じていた。そこで多手であるザラは、同じくらい大きい手を出し魔王の手を握り返す。そんなザラの手を今握るのは…。

このエピソードを読んだ人たちからは、「握り方が愛おしい」「優しさが垣間見える」「原動力にもなってそう」「対等であろうとする姿がいい」など、多くのコメントが寄せられている。

■作者・可燃餅さん「主従関係のように見える相棒を意識しています!」
『勇者のさだめ』より
『勇者のさだめ』より / 画像提供/可燃餅さん


――『勇者のさだめ』メインキャラクターのプロフィールについてお教えください。

【アレン(小柄な金髪の少年)】勇者の一族の落ちこぼれです。心優しい性格ですが拭いきれない狂気は勇者の兄譲りで、顔つきも似ています。唯一心の拠り所だった使用人が居ますが、勇者の兄レオンに殺されています。

【ザラ(多手のメイド)】魔王に全てを捧げている従者です。魔人なので人間ではありません。非常に短気で気性が荒いですが、怒り出すきっかけは魔王が罵倒されたり侮辱されたりなど…魔王に関することがほとんどです。魔王はレオンに討たれており、ザラは仇を打とうと彼を狙い続けています。

【ふたりの関係について】お互いに本命がいるからこそ成り立つ相棒関係を意識しています!一見主従のように見えるがただのバディのような…そんなふうに見えるよう心がけています。ちなみにアレンは、魔王の血筋を引いています。

――本エピソード(『小さくなった手』)は、“手”という1つの部位から伝わる絆や気持ちが強く感じられました。キャラクターの背景を表現する上で大切にしていることがありましたらお教えください。

先程もお伝えした通りなのですが、主従関係のように見える相棒を意識しています!その中でもその雰囲気を出しやすい部位が手だと感じているため、自然と手をテーマにした小話が多いんだと思います。

もっと具体的に言うと、本来主従関係を組んでいればアレンとザラのように片手をガシッ!と掴んだりはしないという解釈を持っているので…。はじめてこの2人を見た方にとっても異質な空気感が伝わればいいなと思っています!

――本作はXやpixivで多くのいいねや閲覧がされていました。本作の反響への感想をお聞かせいただけますでしょうか。

とっても嬉しいです!そして有難いです!一度大きな反響をいただくことよりも、読者様が長く付いてきてくださることのほうが遥かに難しいと思っているので…。

個人の拙い創作、ましてや本編をある程度読まないと味が出ないような小話をこうして楽しんでいただけてるのは、本当に光栄なことだと感じています。いつもありがとうございます!

――可燃餅さんの作品は、切なさと力強さが同居しているように感じます。作画や構成でこだわっていることや、特に意識していることはありますか?

特に意識していなかったのでそのように言っていただいて嬉しいです…!ありがとうございます!キャラクターと物語の温度差が激しいところがあるからなのかなとは思っているので、是非そこも楽しんで貰えたら何よりです!

――今後挑戦してみたいジャンルやテーマがありましたらお教えください。

前回のインタビューでは第一部を完結させたいと言っていましたが、無事にpixiv等で描き切ることができました!その最中にこういうのもいつか描きたいな…と思ったのは恋愛モノです。形にするかどうかは分かりませんが、もし『勇者のさだめ』のように壮大になったら筆を取ろうと思います!

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

日頃から作品を追ってくれている読者さんへ。

沢山の小話や本編を描いていますが、その度に『勇者のさだめ』のことをより好きになってくれていますでしょうか?これだけ魅力的な作品が溢れてる場所で私の小さな創作を見つけてくれたことは奇跡だと思いますし、ましてや更新を待ってくれていることが作者にとっては本当に嬉しいです!

だからこそ、読者さんにとっては忘れられない作品になって欲しいなと願いながら筆を進めています。

是非これからも、アレンとザラの行く末を見守って下されば幸いです!

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