FANTASTICS・世界、EXILE加入当初のオタク隠しに悩みも…異色の著書は「同じ境遇の人のヒントに」

FANTASTICS・世界、EXILE加入当初のオタク隠しに悩みも…異色の著書は「同じ境遇の人のヒントに」

FANTASTICS・世界が初著書「世界館」を発売
FANTASTICS・世界が初著書「世界館」を発売 / 撮影=鈴木康道

FANTASTICS from EXILE TRIBEの世界が7月20日、都内にてGL-9~FANTASTICS BOOKS〜プロジェクト第5弾「世界館」(幻冬舎)の刊行記念会見を行い、自身のギャップを凝縮した一冊へのこだわりや、結成10年目を迎えるグループへの思いを語った。

■EXILE加入当初「オタクと言えず悩んでいた時期も」…同じ境遇の人のヒントに

GL-9~FANTASTICS BOOKS~は、FANTASTICSのメンバーそれぞれに焦点を当て、9か月連続で刊行するプロジェクト。第5弾は、リーダー世界のスペシャルブック。LDH屈指の実力と言われているパフォーマーとしてのA面、そしてアニメマガジンで連載を持つほどのサブカル好きのB面、そのギャップある二面性にフォーカスした一冊となった。

他のメンバーのような写真集ではなく、この個性的な本を出そうと思った理由について、「初めて出すなら面白いほうがいいかなって。あと、同じような人のヒントになればうれしいなと。例えば僕もEXILEに入ってから、『オタクです』と言えなくて悩んでいた時期があったので。同じような境遇の人がいたら、これを読んでもらって、ちょっとだけ手助けできたらいいなって」と、思いを伝えた。

初めての著書で何が大変だったかと聞かれると、「原稿チェックです。死ぬほど原稿チェックが大変でした」としみじみ即答。約1カ月かかったと語り、「誤字脱字とかより、話してくれた人の意図や僕の意図とか。難しいじゃないですか、ニュアンスもあって、専門用語もいっぱい出てくるんで」と、対談のテキストを丁寧にチェックしたことを明かす。

本書では、DA PUMPのKENZO、PaniCrewの植木豪、Beat Buddy Boi のToyotaka、ラッパーのKEN THE 390、漫画家・イラストレーターの広江礼威、イラストレーターのワダアルコ、イラストレーターのタスクオーナ、声優の武内駿輔、フリーライター・ラジオパーソナリティーのマフィア梶田といったさまざまなジャンルの9人と対談を行っている。

世界は刺激を受けた一人にKENZOを挙げ、「KENZOくんとがっつりエンタメのこと、昨今のメディア×ダンスみたいな部分について話すのは初めてだったので、お互いすごくいい刺激になったなって。二人で何かやりたいねという話もできたので、改めてすごく面白かったなって気がします」と振り返る。

また、広江氏からは、「世界さんはラブコメに出てほしい」と言われたと言い、「あんなにハードな漫画(『BLACK LAGOON』)を描かれる方が、僕に『ラブコメ出てほしい』って言ってくるのがすごい。初めて言われて、あれは印象的でした」と述懐した。
世界
世界 / 撮影=鈴木康道


■お気に入りは「NIKKE」アニス(パジャマver.)のフィギュアのページ

お気に入りで挙げたのは「普段、SNSに載せないようにしてる写真」という世界のコレクションの一つ、アプリゲーム「勝利の女神:NIKKE」のフィギュアのカットページだ。

「ヒロインのアニスがパジャマ着てますよっていうフィギュア。UFOキャッチャーで2500円ぐらいかけて取り、家に持ち帰り、飾ってるやつを、『お気に入り、欲しいです』と言われたので持ってきました」と解説し、「恥ずかしいですね、真面目に。ゲーマーでもない、アニメ雑誌でもない人たちの前で言うのはなんか不思議な気分です」と苦笑。

本書のB面にはそんな世界のサブカル趣味が満載で、「闇鍋、ごった煮みたいな。全部が混ざってるのが自分らしい」と語る。また、出せたオタク度を聞かれると、「濃度は濃いとは思うんですけど、数値だと…1万がマックスだったらどれぐらいだろう。マックスが1万っていうところがもうバグってますね(笑)。マックス10だとしたら、5割ぐらいは出せたんじゃないかな。半分は出せてるのかなって気はしますが、2割と言っといたほうが格好いいんで、2割にしときます」と答え、笑いを誘った。


■「こんな奴がLDHにいるんだと思ってもらえたらうれしい」

FANTASTICSが結成10年目を迎える心境を問われると、「あっという間だった気もしますし、長かったなという思いも両方あります」とリーダーとしての実感を語った。グループのパブリックイメージには「スタイリッシュでキラキラしたイメージがあるかもしれませんが、蓋を開けてみるとみんながっつり『LDHらしさ』を持っていますし、個性がめちゃくちゃ強いメンバーの集まり」と分析。「11年目に入るときには、その個性をより出していければ」とさらなる飛躍を誓う。

最後はファンに向けて、「この本は『僕・入門編』に近い一冊。世界がどういう人間なのか分かりやすく、僕も心を砕いて話しています。読む人によっては過激に映る部分もあるかもしれませんが、それも含めて面白がってもらえたら。こんな奴がLDHにいるんだと思ってもらえたらうれしいです」と笑顔で呼びかけた。

◆取材・文=鈴木康道
『世界観』 世界(EXILE / FANTASTICS) /幻冬舎
『世界観』 世界(EXILE / FANTASTICS) /幻冬舎 / ※提供写真


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