由美さんは、夫の聖也さんと1歳半になる娘・こころちゃんとの3人暮らし。現在、第二子を妊娠中です。夫は自称「気配りじょうず」で育児にも積極参加してくれますが、足りない面が多くてぎくしゃくすることも。
ある日、由美さんは家族で、友人のミズキさんのホームパーティーへ。失言してミズキさんにノンデリ認定された夫でしたが、気配りじょうずなミズキさんの夫・コウさんの行動をまねして名誉挽回!コウさんを見習った気配りを続けて、会社の同僚からも評判は上々です。
しかし、先輩は同僚に対してノンデリ発言を連発。その姿から過去の自分もこうだったのだと反省し、気配りを発揮することで場を丸く収めます。
後日実家へ帰ると、今度は由美さんに対して父がノンデリ発言。夫はすかさず指摘して由美さんを庇い、そのことに由美さんは「今までとは違う。成長してるんだ」と感動したのでした。
突然、義父がこころちゃんに苺を食べさせようと張り切り出し、子ども椅子に座らせます。しかし、椅子のベルトもつけないまま、大きな苺を1粒丸ごと幼いこころちゃんの口に入れようとして……。
喉に詰まらせては大変と焦った由美さんは、義父を止めてます。そして夫は、子ども椅子のベルトを絞めるよう注意しますが……。
「こう見えても俺は周りがよく見えるんだ!」
「そんな俺が横で見ているから大丈夫だ!」
その態度に深いため息をついた夫。しかしその瞬間、はっとしました。こんなやり取りを自分も妻としたことがある……。「自分は見えている」「わかっている」「口うるさい」と、妻の注意を流してしまったことは数えきれません。
「由美もこんな気持ちだったのかな?」
そして、事故は起こり…







「
大人がバタバタしていると、こころちゃんは突然椅子の上に立ち上がり、落下。夫は慌てて手を伸ばします。
「今までもずっと由美がひとりで心配事と戦ってきたんだな」
必死に娘を助けようとしながら、夫は考えていました。今回実家に誘った自分のことも恨めしく思いました。
「ゴンッ」
間に合わないかと思われましたが、無事こころちゃんをキャッチ。体は少し打ってしまったかもしれませんが、何とか頭は守れたのでした。
◇ ◇ ◇
子どもの行動は予測不可能なところがあり、ヒヤッとすることは日常茶飯事です。だからこそ、チャイルドシートや子ども椅子のベルトなど、安全のための器具はきちんと使うことが大切です。今回のように「自分が見ているから大丈夫」という油断が、思わぬ事故につながってしまうことがあります。
特に、普段育児をしていない両親・義両親などに子どもを任せるときは注意が必要ですね。実家や義実家へ行くときなどは、あらかじめ「椅子のベルトは必ずしめてください」というように、具体的にお願いしておくことが、子どもの安全を守るうえで大切なのではないでしょうか。かわいい孫のためにしてあげたいという気持ちは理解できますが、安全への配慮は大前提であることを、あらためて伝えておきたいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター ミント

