
大人気ミュージカル「モーツァルト!」が、2027年2-3月に東京・日生劇場にて上演されることが決定した。タイトルロールのヴォルフガング・モーツァルト役は、日本公演初のトリプルキャスト。京本大我、有澤樟太郎、伊藤あさひの3人が務める。
■日本初演25周年を迎える、“天才”ヴォルフガングの物語
「モーツァルト!」は、ミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)、シルヴェスター・リーヴァイ(音楽・編曲)のゴールデンコンビによる作品で、数々の名場面と名曲で紡がれる大ヒットミュージカル。「才能が宿るのは肉体なのか?魂なのか?」という深遠なテーマをベースに、その高い音楽性を重層的な作劇で“人間モーツァルト”35年の生涯に迫る。2002年の日本初演以来、日本のミュージカルファンを魅了し続けてきた本作は、2027年の上演で日本初演から25周年を迎える。
ヴォルフガング・モーツァルト役の1人目は、2024年に本作で帝国劇場初主演を果たした京本大我。「エリザベート」「NEWSIES」などで着実にキャリアを積む京本が二度目のヴォルフガングを務める。
2人目は初挑戦となる有澤樟太郎。「ジャージー・ボーイズ」や、クンツェ・リーヴァイ作品では「レイディ・ベス」に出演。近年は映像作品にも活躍の場を広げている。
3人目は同じく初挑戦の伊藤あさひ。「ロミオ&ジュリエット」「エリザベート」など人気作への出演が続く、ミュージカル界の新星が大役に挑む。
■「モーツァルト!」ストーリー
ザルツブルクの宮廷楽士であるレオポルト・モーツァルトとその娘ナンネールは、錚々たる名士たちが集まる貴族の館で、今、幼い息子がピアノを弾くのを目の当たりにしている。5歳にして作曲の才能が花開いたその子ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは、"奇跡の子"と呼ばれていた。
歳月は流れて、ヴォルフガングは故郷ザルツブルクで音楽活動を続けている。傍にはいつも、奇跡の子と呼ばれた頃のままの “才能の化身・アマデ”が寄り添い、作曲にいそしんでいた。しかし、青年ヴォルフガングは、ザルツブルクの領主であるコロレド大司教に仕えて作曲をすることに嫌気がさしていた。「大司教に逆らうな」という父と意見が衝突。ついには自分を束縛する大司教に、怒りを爆発させてしまう。
ヴォルフガングは名声と自由な音楽活動を求めて、母親と共にザルツブルクを出るが、幼い時のように持て囃されることはなかった。逆に旅費を使い果した上に、旅先で母を亡くしてしまう。失意のうちに故郷に帰ってきたヴォルフガングは、幼少から彼の音楽の才能を見抜いていたヴァルトシュテッテン男爵夫人の援助を受けて、ウィーンで音楽活動をする決意をあらたにする。ヴォルフガングはウィーンに移り住み、知人のウェーバー一家の娘であるコンスタンツェとの愛情を急速に深めていく。しかし、コロレド大司教の謀略によって、演奏の機会をことごとく絶たれてしまう。ヴォルフガングは再び大司教と対決し、二人の関係はついに決裂する。
大司教との決裂後、ヴォルフガングはウィーンの社交界で話題を呼んでいた。コンスタンツェとも結婚、仕事も精力的にこなし、ヴォルフガングにとって故郷に残してきた父と姉の存在がどんどん薄くなるのだった。レオポルトは息子の成功を誇りに思う反面、その思い上がりを感じ取る。しかしヴォルフガングは父の苦言を聞き入れようとしない。二人はついに心を通い合わせることなく、レオポルトはウィーンを後にする。
そして、オペラ『魔笛』を成功させ音楽家としての頂点を極めるヴォルフガングの前に、謎の人物が現れ『レクイエム』の作曲を依頼するのだが…。
■京本大我コメント「再び演じることに意味を見出せるよう」
約2年半ぶりに『モーツァルト!』の再演が決まったことを本当に嬉しく思います。そして、東京公演のみの出演となりますが、こうしてお声掛けいただいたことに心から感謝しています。
再び演じることに意味を見出せるよう、ヴォルフガング、そして自分自身と改めて向き合いながら、再構築していけたらと思います。
カンパニー一同、劇場でお待ちしております。
■有澤樟太郎コメント「爆発を目指して、臨みます」
歴史ある『モーツァルト!』で大役を務めさせていただけるとは、夢にも思っていませんでした。
オーディションでヴォルフガングと向き合う中で、神童と呼ばれた彼の無邪気な一面にとても人間味を感じ、強く惹かれました。
ヴォルフガングの自由な魂と音楽への尽きることのない情熱を、歴代の先輩方たちへのリスペクトも胸に、精一杯創り上げたいです。
決して最初から安定を求めるのではなく、爆発を目指して、この偉大な作品に臨みます。
劇場でお会いできる日を楽しみにしております。
■伊藤あさひコメント「強い覚悟を持って挑みます」
長く愛され続けている作品『モーツァルト!』でヴォルフガングを演じさせていただけること、大変光栄に思います。
それと同時に、作品への敬意、そしてこの役を受け継ぐ責任の大きさを改めて実感しています。
子供のように自由を求め、自分の感性を信じ、最後までもがき続けた人生にとても魅力を感じています。
ヴォルフガングと共に、自分の中に生まれた衝動を大切にしながら、沢山苦しみ、喜び、まっすぐ生き抜きたいと思います。
憧れるだけだった作品、今度は自分が創り出すんだという強い覚悟を持って挑みます。劇場で皆様にお会いできる日を楽しみにしております。


