息子の保育園は、電車でひと駅の場所にあります。
ある雨の日のこと。たくさんの荷物を抱え、息子を抱っこして電車に乗り込みました。車内は満員……。そんな中、私に思わぬハプニングが起こります。
満員電車で長靴が脱げた!
その日、息子が履いていたのは長靴でした。「少しでも長く履けるように」と、あえて大きめのサイズを選んだこと——それが、失敗の始まり。
なんと、満員電車の中で、長靴が脱げてしまったのです。しかも、両足とも……。
両手は、保育園の大荷物と息子でふさがったまま。荷物を下ろすスペースすら、どこにもありません。
足元に転がった長靴をどう拾えばいいのかもわからず、頭の中はパニックに!「最悪、降りるときに足で蹴りながら進むしかない……?」——そんなシミュレーションが頭の中をぐるぐると駆け巡っていました。
そのときです。近くにいた女性が、さっと身をかがめて長靴を拾い上げ、息子の足に履かせてくれたのです。声をかけるでもなく、ただスマートに、ささっと——。
そして彼女は、何事もなかったかのように、電車を降りていきました。あまりに一瞬の出来事に、私はフリーズ。ひと言お礼を伝えるのが精いっぱいだったことが、今でも心残りです。
本当なら、大きな声で「ありがとうございました!」と叫びたいくらいでした。
◇ ◇ ◇
子どもの靴は「すぐにサイズアウトするから」と大きめを選びがちですが、抱っこ移動や人混みでは思いがけず脱げてしまうことも……。お出かけの際は、足元にしっかりフィットするものを選ぶと安心ですね。
また、殺伐としがちな満員電車の中で、こんなにもスマートに手を差し伸べてくれる人がいるのだと、心があたたかくなります。受け取ったやさしさをまた次の誰かへと返し、お互いに助け合える世の中に……。そんな温かい循環が広がっていくと素敵ですね。
このお話は、ベビーカレンダー公式インフルエンサー「ベビカレメイト」のママと実施した座談会でお話しいただいた体験談です。
※AI生成画像を使用しています

