猫がご飯を『好き嫌い』するときの対策4つ 選り好みの原因から健康への影響まで

猫がご飯を『好き嫌い』するときの対策4つ 選り好みの原因から健康への影響まで

猫が食べ物を選り好みする原因

お皿のフードを見る猫

昨日まで食べていたのに突然食べなくなる、あるいは、新しいフードを食べようとしないなど、飼い主さんの頭を悩ませる猫の好き嫌いには、いくつかの理由が考えられます。

もともと猫は、ニオイによって食欲を刺激されます。どんなに体にいいプレミアムフードでも、これまで食べ慣れていないようなフレーバーには、あまり食欲をそそられません。開封後、時間が経って新鮮な風味がなくなったフードも同様です。

また、猫が食事を選ぶかどうかは、子猫の時期に食べた経験にも左右されます。ウェットフードは缶詰や真空パウチでパッケージされているため、開封時は香りが立ち、とても新鮮に感じられます。

ウェットフードは多くの猫が好みますが、食べ慣れていない猫の中には苦手なコもいるでしょう。

猫がご飯を好き嫌いするときの対策

ドライ・ウェット各種

猫がご飯を食べないときは、頭ごなしに叱っても意味がありません。猫の様子を見て原因を探りながら少しずつ対策を試していきましょう。

1.フードを温めてみる

キャットフードは常温でも食べられるようにはなっていますが、温めることで香りが立ち、食欲を刺激します。

電子レンジで10〜15秒程度温めるか、湯煎で温める方法があります。どちらの場合も、ヤケド防止のため、人肌程度のぬるさに調整することが重要です。

温めるやり方は、ウェットフードはもちろん、ドライフードでも有効です。ドライフードだけでは温まりづらい場合は、数滴の水を入れてかき混ぜてから温めると香りが立ちやすいです。

2.トッピングを試してみる

味に飽きたときは「味変」が効果的。違うフレーバーのフードをトッピングしてみるのも良い方法です。

食事を食べないからといっておやつを与えてしまうと、基本の食事をボイコットしてしまうことがあります。もし、おやつを与える場合でも、食べないフードに少量トッピングしてあげるのは食事量を増やす方法として効果があります。

特にドライフードのおやつは相性が良いので、少し混ぜてあげると、食事もきちんと食べてくれるかもしれません。

3.新しいフードは徐々に切り替える

完全に好き嫌いがはじまってしまったときは、新しいフードに切り替えることもあるでしょう。

その際にも、いきなり全て変えると猫が警戒して食べなくなるため、これまでのフードに新しいフードを少量ずつ混ぜ、1週間〜10日ほどかけて割合を徐々に増やします。

はじめての味に慣れる時間も確保できるため、スムーズに食いつきが復活しやすくなります。

4.食欲の有無を調べる

食事の時間に出しても食べないときは、時間を変更したり、しばらく置きっぱなしにして食欲があるか確認しましょう。

猫は季節によって、食べたいタイミングが変わることがあるため、食事を出したときには食べたくなかっただけということもあります。ウェットフードは置きっぱなしにすると腐敗するので気をつけましょう。

また、食いつきの良いおやつやペースト状のおやつを出して、食べるかどうか確認する方法もあります。メインフードだけの選り好みであれば、おやつは食べようとするはずです。

猫にとって食欲は健康のバロメーターです。おやつすら食べないときは、健康上の問題が隠れている可能性がありますので、早めに動物病院に相談しましょう。

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