池松壮亮“秀吉”が見せた「中国大返し」の迫力と兄弟の絆…小栗旬“信長”亡き世の天下を賭けて次回決戦へ<豊臣兄弟!>

池松壮亮“秀吉”が見せた「中国大返し」の迫力と兄弟の絆…小栗旬“信長”亡き世の天下を賭けて次回決戦へ<豊臣兄弟!>

秀吉(池松壮亮)と秀長(仲野太賀)が思い出の草履を抱え涙
秀吉(池松壮亮)と秀長(仲野太賀)が思い出の草履を抱え涙 / (C)NHK

仲野太賀が主演を務める大河ドラマ「豊臣兄弟!」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第28話が7月19日に放送され、「本能寺の変」後、天下を掌握するため奔走する明智光秀(要潤)、織田信長(小栗旬)の死を知った秀吉(元の名・藤吉郎/池松壮亮)と秀長(元の名・小一郎/仲野)の攻防戦が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)

■織田信長を討って天下を目指す明智光秀

1582年(天正10年)6月2日。焼け落ちた本能寺の前で、黙祷を捧げる明智光秀。鬼のような執念を瞳に宿し、家臣の斎藤利三(内藤剛志)に「早急に織田信長の首級を見つけ出せ」と指示すると、自身は天下の座を確固たるものにするため安土城へと向かう。

その頃、京の町は「信長、討たれる」のうわさで騒然となる。秀長は前野長康(渋谷謙人)、藤堂高虎(佳久創)らと密かに身を隠す中、駆けつけた親族・浅野長吉(大地伸永)から明智の兵が自身を追っていると報告を受け、羽柴家の家族を逃がすよう指示。さらに、高虎には諸将の動向を食い止める書状を託す。「信長様はまだ生きている」といううわさを流布して諸将をつなぎ止めつつ、秀長は備中で毛利と対峙する兄・秀吉へ向け、文をしたためるのだった。

光秀の謀反は瞬く間に全国へ波紋を広げる。大坂城では光秀の婿・織田信澄(緒形敦)が激しく決起する一方、堺にいた徳川家康(松下洸平)は信長の死に強い衝撃を受けつつ、明智軍の包囲を避けるため命懸けの「伊賀越え」を決意する。
徳川家康(松下洸平)は明智勢に囲まれることを恐れ「伊賀越え」を決意
徳川家康(松下洸平)は明智勢に囲まれることを恐れ「伊賀越え」を決意 / (C)NHK


■毛利との電撃和睦、そして歴史に名を刻む「中国大返し」へ

6月3日。長浜城に到着した長吉から悲報を聞いた家族が避難準備を進める中、与一郎(大西利空)は秀長らの元へ駆けつける決意を固めていた。

一方、備中高松城で秀長からの報せを受け取った秀吉は、「上様が討たれるわけがない、明智殿が上様を討つ理由がない」と狼狽。亡骸が見つかっていないと知るや「上様は必ずや生きておられる。逃げ延びて我らの助けを待っておられるのに違いない」と自分に言い聞かせるように叫ぶのだった。

しかし、立ち止まってはいられない。東には光秀、西には毛利軍がおり、秀吉らは東西から挟み撃ちにされる絶体絶命の状況に陥っていた。秀吉は即座に毛利との和議へ動き出す。外交僧・安国寺恵瓊(立川談春)に対し「信長様が大軍を率いてこちらに向かっている」と大うそを交えて鬼気迫る交渉を展開し、奇跡的なスピードで和睦を成立させると、「これより上様をお救いするために京へ向かう!ただひたすらに走って走って走り続けよ!」と全軍に檄を飛ばす。こうして歴史に名高い「中国大返し」の幕が切って落とされた。
秀吉(池松壮亮)らが馬を走らせ「中国大返し」へ…圧巻のシーン
秀吉(池松壮亮)らが馬を走らせ「中国大返し」へ…圧巻のシーン / (C)NHK


■仲間の裏切り――追い詰められていく光秀

6月6日、安土城に入った光秀だったが、期待していた諸将への調略が進まず焦燥を募らせる。同じ頃、京で秀長と密会した光秀の盟友・細川藤孝(亀田佳明)は「明智殿は一時の情に流されて謀反を起こすような浅はかな男ではない。やるからには強靭な覚悟と確かな勝算があってのこと。今のままでは討たれるのはお主らの方じゃ」と冷酷な現実を突きつける。しかしその直後、羽柴軍2万5000人がすでに姫路城へ達したという衝撃の報せが舞い込む。

6月11日、本陣を置く光秀の元へ絶望的な報せが相次ぐ。大坂城で呼応するはずだった織田信澄は丹羽長秀(池田鉄洋)らの軍勢に襲撃され自害。頼みの藤孝からは加担を拒む冷徹な書状が届いたのだ。孤立を悟った光秀は自嘲の笑みを漏らし、書状を握りつぶすと、藤孝の居城である勝龍寺城における決戦を宣言する。
調略が進まず焦燥感に駆られた明智光秀(要潤)の表情
調略が進まず焦燥感に駆られた明智光秀(要潤)の表情 / (C)NHK


■合流を果たした兄弟は「草履」を手に確かな決意を固める

一方、尼崎城で合流を果たした兄弟。なおも信長の生存を信じ込もうとする秀吉に対し、秀長は本能寺の真実を告げる。秀吉は激高して秀長の胸ぐらを掴むも力無く崩れ落ち、「頼むから、違うと言ってくれ!」と声をあげて泣き崩れる。

そこへ駆けつけた与一郎が差し出したのは、かつて信長から賜った懐かしい「草履」だった。寧々(浜辺美波)と慶(吉岡里帆)から託されたその草履を片方ずつ胸に抱いた兄弟は、静かに立ち上がる。「出陣の支度を急がせよ。目指すは明智の首…上様の仇討ちじゃ!」という叫びと共に、悲しみは確かな覚悟へと変わっていくのだった。
秀吉(池松壮亮)は秀長(仲野太賀)に掴みかかり涙を流す
秀吉(池松壮亮)は秀長(仲野太賀)に掴みかかり涙を流す / (C)NHK


■圧巻の「中国大返し」に称賛の声 次回「山崎の戦い」へ「正座して見る」と反響

信長の死をきっかけに、戦国の世が一気に動き出した今回。SNS上には「信長様を信じて命を賭けてきた家臣たちの葛藤に涙が出た」「秀吉受け入れられるわけないよね…取り乱す姿に号泣」「歴史に残る『中国大返し』、すごい迫力だった!」「一斉に馬を走らせるシーンは圧巻だった」「家康様の『織田信長も死ぬんじゃな』という言葉、タヌキっぽくて好きだなぁ」と称賛の声が殺到した。

また、次回の「山崎の戦い」に向けては、予告映像で与一郎が倒れるシーンが映ったことから「与一郎やめて!」「嘘でしょ?お願いだから無事でいて」「明智の最期はどう描かれるのか…正座して見ます」と、さらなる波乱を予感するコメントが寄せられている。

◆文=ザテレビジョンドラマ部
織田信長(小栗旬)の死を知った秀吉(池松壮亮)の衝撃の表情
織田信長(小栗旬)の死を知った秀吉(池松壮亮)の衝撃の表情 / (C)NHK

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