反町隆史“鬼塚”、アツさ健在 自殺願望のある生徒に「何があってもオマエを死なせねぇからな!」<GTO>

反町隆史“鬼塚”、アツさ健在 自殺願望のある生徒に「何があってもオマエを死なせねぇからな!」<GTO>

「GTO」第1話より
「GTO」第1話より / (C)カンテレ

反町隆史主演ドラマ「GTO」(毎週月曜夜10:00-10:54※初回は15分拡大、カンテレ・フジテレビ系)の第1話が7月20日に放送された。50代になった鬼塚英吉(反町)の新たな挑戦の初回では、不登校の生徒と向き合い奮闘する姿が描かれた。

■50代になった鬼塚英吉が奮闘

藤沢とおる氏による同名漫画が原作の本作は、元・暴走族総長の教師・鬼塚英吉が、型破りな行動で生徒や学校の問題にぶつかっていく学園ドラマ。1998年放送から28年ぶりに完全新作で“反町版”が連ドラ復活。時代の流れと共に変わった学校事情や冷めている生徒たちに、50代になった鬼塚が立ち向かう姿を描く。「GTO」とは、「グレート・ティーチャー・オニヅカ」の略だ。
52歳になった今もバイクを乗り回す英吉(反町隆史)
52歳になった今もバイクを乗り回す英吉(反町隆史) / (C)カンテレ


■英吉、あずさに離婚届を突き付けられて大慌て

現在、英吉は52歳に。相変わらずバイクを乗り回し、破天荒な行動のせいで、勤務する高校は次々クビ…。かつての同僚で現在はCAとなった妻のあずさ(松嶋菜々子)は、そんな夫に愛想をつかし、「次の学校を一刻も早く見つけて、絶対辞めないって約束して!」と迫り、離婚届を置いて実家に帰ってしまった…。

英吉は大慌てであちこちの高校を回るが、過去の経歴がネックとなり、どこも不採用。そんな中、偶然に再会したかつての教え子・マサル(山崎裕太)から、娘の通う「私立誠進学園」で教師を募集していると聞いた彼は面接に臨んだ。

その高校の採用担当の講師は、偶然にもこれまた元・教え子の宮澤(工藤阿須加)。栄吉のアツさと手腕を身をもって知っている彼は、採用を即決した。
クビ続きの英吉(反町)は、あずさ(松嶋菜々子)から離婚届を突き付けられる…
クビ続きの英吉(反町)は、あずさ(松嶋菜々子)から離婚届を突き付けられる… / (C)カンテレ


■不登校の生徒・健太

1年B組の担任となった栄吉は、何でもタブレットに頼って会話が続かず、学校のルールに「さん」付けで呼び合う生徒たちに戸惑う。そんな状況をあまりにも味気ないと感じた彼は、早く仲良くなる為にもみんなであだ名で呼び合おうと提案するも、生徒たちは「何でそんなことする必要が?」「意味不明」「学校生活は楽しむものじゃなくて未来へのステップ」などと聞く耳を持たない。

クラスに不登校の生徒が居ることを知った英吉だったが、誰もその生徒の名前も人物像も覚えておらず、同級生に対する無関心さに衝撃を受けるのだった。副担任の柏原実央(生見愛瑠)によれば、その生徒は片山健太(森本陸斗)。入学当初2週間ほどは通学していたが、以降は欠席しているとのことだった。

英吉は、健太に会いに自宅を訪れたが、「学校に行っても意味がない。もうすぐ死ぬんで。生きてても仕方ないんで」と言われてしまう。英吉は「学校に来れば友だちもできて楽しい」と説得を試みたが、健太は、みんなタブレットばかり見て話しかけてくれなかった、と言い、「学校には行く気がない」と英吉を追い返してしまった。
不登校の生徒・健太(森本陸斗)
不登校の生徒・健太(森本陸斗) / (C)カンテレ


■自殺をする、と英吉を翻ろうする健太

英吉は健太の様子を生徒たちに話し、みんなで励ましに行こうと呼びかけたが、たまたまクラスが同じになっただけで友人ではない、考えを押し付けられても困る、などと冷たい反応…。結局、誰も来ず、英吉は再び1人で健太の家のインターホンを押した。

すると、2階のベランダから落下する人影が。慌てて英吉が駆け寄ると、それは人形だった。「ここから飛び降りたら死ねるか実験してた」と言った健太に、英吉は「何があってもオマエを死なせねぇからな!」と告げた。

健太は、英吉の言葉が本当か確かめる為に、再度ベランダから人形を落としたり、急流の川で人形を流したり、と英吉を翻ろう。そして、自宅に戻り、ビデオ通話で首に縄をかけた姿を見せた。部屋は施錠されており、中からは「苦しい、助けて」と声が。「オレの生徒は1人も死なせない!」と、何度も体当たりしてドアを壊し、首を吊った健太を助けて人工呼吸をしようとした英吉に、健太は「大丈夫だよ」と安全装置を見せ、「予行演習」とからかった。

英吉は「人をおちょくるのもいいかげんにしろ!」とブチギレ。そこへ、健太の父が帰宅。英吉は「フザケていてドアを壊した」と、彼をかばい、平謝り。そして、父親に、健太を学校に来るよう説得してくれないか、と頼むのだった。

だが、父から返ってきた言葉は「好きにすればいい」。健太の父は、「誠進学園」を経営する企業の重役で、出席日数が足りなくても彼は卒業できるとのことだった。

「もう息子にかかわらないでほしい」と言い残し、無関心な父が去った後、英吉は健太に「それでいいのか?」と問いかけた。すると健太は、母親が死んだのは自分がコロナをうつしたせいで、葬儀の時に泣いている父親の手を握ろうとしたが、その手を振りほどかれ、「こうなったのはオマエのせいだ」と言われている気がしたのだ、と話し始めた。

「オマエが死ねばよかった」と思われていると感じた彼は、以来この5年間、父にも誰にも触れることができなくなっていた。それを聞いた英吉は「オレが抱きしめてやる」と両手を広げるが、健太は「ほっといてくれ!」と激高して部屋に戻ってしまった。
「GTO」第1話より
「GTO」第1話より / (C)カンテレ


■「教師の仕事は、教え子の未来を守ること」

翌日、健太のSNSを見た実央から彼が集団自殺に参加しようとしていることを知らされた英吉は、現場に向かい、彼を発見。「教師の仕事は、教え子の未来を守ること」と告げて健太を救い出した。「いつまでつまんないこと続ける気だ?」と問いかけた英吉は健太に「教えてよ。何で生きてなきゃいけないんだよ、オレ」と逆に尋ねられ、すぐには答えることができなかった。

「やっぱり無いじゃん。そんな理由」と落胆して去ろうとした健太に、英吉は言った。「オレが寂しいからだ」。「知り合ってまだ健太のことを何も知らないし、何だかんだ一緒にやれて楽しかったし。それにまだ、あだ名も決めてない」と言い、健太やクラスメートとこれから楽しいことをいっぱいやりたい。クラス28人、1人も欠けちゃダメなんだ、と語る英吉に「バカじゃないの?」と言いながらも心が揺れる健太。

そんな彼に、英吉は「悪いのはコロナだ。お母さんもそう思ってる。オマエを許してやれるのは、オマエしか居ないんだよ」と微笑み、バイクににけつさせた。おそるおそる英吉の腰に手を当てる健太。5年ぶりに他人に触れた彼の手を「もっと、ちゃんとだ」とぎゅっと握って、自分の腰に巻きつかせる英吉。健太は「何でこんなにあったかいんだよ…」と、今まで押し殺してきた感情を溢れさせるように英吉の背中で泣くのだった。
「GTO」第1話より
「GTO」第1話より / (C)カンテレ


■英吉の前途は多難…

翌日、健太は笑顔で登校。教室に「おっはよー!」とハイテンションで入ってきて、明るく自己紹介。そして、ドン引きの同級生たちにもお構いなしで「あだ名は、ケンケンでお願いします!!」と告げるのだった。そんな彼を見て、英吉は胸がいっぱいになり涙ぐんだ。

若い頃の英吉なら「良かったな!」と、すがすがしい気持ちで見つめたはずだが、歳を重ね、生徒たちの父親ぐらいの年齢になった今は、“息子の成長”を実感したのではないだろうか。

健太は昨晩、父とも向き合い、握手を求めると、父は笑顔で息子の手を固く握り返した。父もこれまで息子とどう向き合って良いのかわからなかったのだろう。健太も父に5年ぶりにとびっきりの笑顔を見せた。

英吉を「鬼っち」とあだ名で呼ぶ生徒が、まずは1人誕生。これから、その他の27人が次第に感化されていくのだろう。だが、現状はクラスチャットで「鬼塚、はずそ」と書かれ、生徒が匿名で教師を評価する“教師フィードバック制度”では、英吉の期待も虚しく低評価の嵐となっていた…。

◆文=鳥居美保
1年B組の生徒たちは、英吉に低評価を…
1年B組の生徒たちは、英吉に低評価を… / (C)カンテレ


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