見事にボロボロで「デロリアンらしさ」が失われていた同車を修理していく動画が、YouTubeに投稿されました。動画の再生数は記事執筆時点で11万回を超えており、「凄い!こんなに綺麗になるなんて」「ピカピカになりましたね」といった声が寄せられています。
動画が投稿されたのは、YouTubeチャンネル「水戸道楽TV」。廃車寸前の車にレストアや改造を施す様子を発信しており、現在はデロリアンとスカイラインの修理に取り組んでいます。
投稿者さんが所有しているデロリアンは、過去の水没事故でフロントバンパーが見事に割れている状態。割れた部位はプラスチック素材で溶着させたので、今回は破損箇所を完全に修復した後、再塗装を実施します。
古い塗膜を剥がして塗りやすい状態にしたら、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)の材料を用意。割れたフロントバンパーの内側に仕込んで全体的な強度をアップさせます。敷き詰めたガラス繊維に硬化剤などをブラシで塗っていくと次第に固化。狙い通り強度が上がりました。この硬さなら力を加えても大丈夫そうです。
次はヒビ割れているフロントバンパーの前面を修理。ボロボロの角を削って整えたらパーツ表面の脱脂を行い、塗料販売店で購入したパテを盛り付けます。一晩が経過した段階でパテはしっかり固まった様子。バンパー各部のデコボコを直すイメージで再びパテを盛り付けます。複数回にわたる補修の末、ヒビ割れはキレイになくなりました。
パテを盛った部分も含めてバンパー全体を研磨。細かいキズを消し、こびり付いていた古い塗料をしっかり落としていきます。
リアバンパーの修理は、ナンバープレートのステーやテールランプを外すところからスタート。こちらもかなり状態が悪く、ステーはサビだらけでその下にあった塗膜もボロボロです。シールのように剥がれかかっている塗膜をつまんで、ベリベリと引き剥がしていきます。
デロリアンのバンパーの色は黒とガンメタルの2種類。塗料販売店の社長さんから教えてもらった方法で、フロントとリアバンパーの色味をそろえながら塗装していきます。まずはマスキングを施して黒く仕上げる部分をスプレー塗装。気温は20度で、天候はくもりという状況のため、塗料が片っ端から乾いてしまうことはありません。余計な心配をせずに自分のペースで塗装できます。
しかし、デロリアンのバンパーは“上側がガンメタルで、下側が黒色”といった感じで単純にカラーが分かれているわけではありません。ほんのわずかなエリアをガンメタルで塗るために、黒く塗ったエリアに広くマスキングを施す場面もあり、塗り分けの難しさは「過去一」とのこと。大変な作業ですが、自分の手でデロリアンを復活させることへのうれしさも感じるそうです。
バンパーは樹脂製のためツヤが出過ぎないように工夫しながら塗っていきます。時にはスプレーから出す塗料と空気の量を調整して塗装し直し、出過ぎたツヤをぼかす作業も。ガンメタルで塗装する際は、塗料の成分が偏らないように注意しつつクリア塗料でツヤを出します。
バンパー本体を仕上げたらテールランプにもクリア塗装を実施。その仕上がりは非常に美しく、まるで新品のようにピカピカです。
割れた部分を修復し、再塗装を施したことでボロボロだったバンパーは見事に復活。失われていた「デロリアンらしさ」が戻ってきました。公道を走れるようにするため、今後はエンジンの修理に取り掛かるとしています。
バンパーを直していく光景には、「樹脂バンパーもあれだけカタチが崩れてたのに やればできるの見本」「朽ち果てそうな外装がキレイに仕上がっていくのは見ていて気持ちが良いですね」「ボロリアンがデロリアンになるの楽しみでしかない!」「デロリアンが走れるようになるまで応援してます」「癒されるレストアチャンネル(笑)。それが水戸道楽tv」などの感想や期待が寄せられています。
同チャンネルではデロリアンの他、60年前のスカイラインのレストア作業や、ジムニーのヘッドライトをより明るくするため改造を施す様子なども公開中です。
画像提供:水戸道楽TV(@mito.douraku)

